中国の有毒食品図鑑(4)加工食品編

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
 ここでは、「大紀元時報―日本」の
「中国製食品による深刻な健康被害 ・驚愕の中国製有毒食品の実態(4)」
 http://jp.epochtimes.com/jp/2008/02/html/d67339.html
から、中国国内のネットで紹介された有毒食品の一部を紹介する。

   目次
    1  臭豆腐
    2  豆腐
    3  豆腐皮(ゆば)
    4  腐竹(ふちく、棒状にまとめて絞ったユバ)
    5  涼皮(リャンピー)  
    6  トウガラシ
    7  ピータン、松花蛋
    8  紅芯蛋 (アヒル)
  
  1 毒・臭豆腐
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300年ほど前の臭豆腐「王致和」の様子
 
臭豆腐作りの元祖・王致和の臭豆腐は、300年の歴史を持つ。臭豆腐は一種独特のにおい、塩辛さと旨みのある食べ物で、王致和の臭豆腐を知らない中国人はいないだろう。一度味わえば箸を止められず、あっという間に食べてしまうほどのおいしさだ。

 「臭いは臭いが、食べれば美味」というフレーズは誰もがよく聞く言葉だろう。その後各地にも多くのブランド臭豆腐がのれんを上げた。

 正統な臭豆腐は良質の大豆を原料とする。大豆を水でふやかし、液状にすりつぶし、漉してからニガリを打ち、前発酵、塩漬け、後発酵など多くの工程を経て造られる。塩漬けする期間は長く、一般的には半年以上の時間をかける。この工程中に酵素がタンパク質を分解し、アミノ酸が豊富に形成され、色、香り、味の全てが出来上がってくる。
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しかし近年、市場にはわずか数時間で製造した偽物の臭豆腐が出回り始めた。短期間で作られた臭豆腐には、香料として「臭精」が加えられている。「臭精」とは、工業用硫酸亜鉄に他の材料を加えたものである。これを使用して製造された臭豆腐を長期間摂取することはたいへん危険である。始めに影響が出てくるのが消化器官で、吐き気などの症状が現れる。次に神経系統がダメージを受け、幻覚、全身の不調といった症状が現れ、重症になると肺と肝臓に影響が現れ、肺水腫、肝硬変、発癌など様々な病気に罹りやすくなる。怪し気な製造過程を経て販売されている臭豆腐の試食はしないことだ。

 また、短期間では臭みが出ないため、ある店では下水溝の汚水、田螺(たにし)、腐肉、死んだ蝿などを原料にして作った黒い水で、漬け汁として使用する。密封発酵でウジが湧き、鼻を突くような刺激臭が発生する。もし臭いが足りない場合、再度少しばかりの糞尿に漬けて塩漬けするか、或いは直接大便を持ってきて添加剤を作る。または布でくるみ肥やしの中に埋めて臭みをつける。

 添加物を使い、短期間で製造する臭豆腐の利潤は高い。

 2 毒豆腐
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市場で売られている真っ白な豆腐は、劣悪な環境のもとで作られたものかもしれない。原料の大豆は古くなった飼料で、外装の袋には乳牛用飼料という表示がはっきりと確認でき、すでに黒カビが発生しているものもあった。増白、防腐、弾力性を加えるため、人体に有害な工業用石膏と消泡剤を添加する。工業用石膏にはヒ素、鉛が多く含まれ、毒性が高い。ヒ素の摂取量が一定量を超えると、皮膚癌や肺癌を引き起こす。この他にも、毒性の高い漂白剤のロンガリットが添加されており、量を超せば腎臓、肝臓にダメージを与え癌や奇形を引き起こす。この成分を一度に10g以上摂取すれば、命に関わる。製造過程ではさらにホウ酸、オキシテトラサイクリン(広抗菌域抗生物質)、クエン酸、工業用色素等が加えられる。また、接骨院のゴミの中から集めてきた石膏を使って豆腐を作る作業所もあった。

 3 毒豆腐皮(ゆば)
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腐った大豆から豆腐皮(ゆば)を作る

本物の豆腐皮はその年に収穫した、清潔な大豆を原料とする。だが、近頃市場に流入している豆腐皮の中には、工業用トウモロコシ澱粉で作られた物がある。この澱粉は主に建築材料、改装材料、接着剤などで使用されているものだ。このような原料から製造された豆腐皮は有毒であり、長期的に摂取すれば神経性の毒に侵され、成長や発育に悪い影響があるばかりでなく、呼吸器官や腎臓にもダメージを与える。

 また、客の目を引き付けるために、ある豆腐加工店では食用でない染料「アルカリ性オレンジⅡ」を使用して豆腐皮全体を黄金色に色づける。アルカリ性オレンジⅡ号はアゾ染料の一種で、通称「王金黄」と呼ばれ、発ガン性がある。主に織物や、皮製品及び木製品の染色に使用されている染料で、過剰な摂取、吸入や皮膚接触のいずれによっても急性あるいは慢性中毒を起こす。さらに毒性の高いロンガリットを加える場合もある。このような豆腐皮が大きな食堂、ホテル、レストランや大学食堂で堂々と売られているのだ。

4  毒腐竹(ふちく、棒状にまとめて絞ったユバ)

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腐竹加工の様子

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腐竹の原料(豆乳)が豚の囲いから、壁一枚で隔てられている場所に置かれている

 色をきれいにする、賞味期限を長くする、生産量を増やすなどの効果を狙い、一部の不法業者はロンガリット、ホルモン、ホウ砂等の有毒な化学添加剤を腐竹(ユバ)に添加する。 ロンガリットは中毒を起こすだけでなく、死に至る場合もある。ホルモンは発がん性物質で、ホウ砂は一定量以上を摂取すると、食欲減退、消化不良、栄養吸収阻害、脂肪分解の促進により体重が減少する。中毒症状としては、嘔吐、下痢、紅斑(皮膚の充血による)、循環器系統障害、ショック、意識不明などがある。致死量は成人で約20g、子供は約5g。

 5 毒涼皮(リャンピー)

 涼皮(リャンピー)とは、米で作ったビーフンのような麺。安価な方法で香りをよくするため、作業場では製造工程で大量のDDVP(有機リン殺虫剤の一種)や工業塩、さらにはホウ砂などを添加する。ホウ砂は人体に摂取された後、体内に蓄積し、消化酵素の働きを邪魔する働きをする。このため食欲減退、消化不良、栄養不良を起こし、体重が減少する。また、肝臓や腎臓に損傷を与え、重症の場合癌にかかる可能性が高くなる。症状としては嘔吐、下痢、紅斑、循環器系障害、ショックおよび意識不明などがある。ホウ砂の致死量は成人で約40g、子供は約10g。

 これ以外にも色を良くするため、レモンイエロー、ブリリアントブラック等の添加剤を加える。これらは着色料で、化学物質を人工的に合成した色素である。澱粉製品として使用される物は全て有毒であり、摂取すると臓器に深刻なダメージを与える。

 これら毒涼皮の製造工程は見れば気分が悪くなってしまうような光景で、大きな洗濯物を洗っているように生地をこね混ぜ、干す時には盆の中に入り足で踏みつける。便所に行った後でも手を洗わない。こねるときはいつも地面に落とし、拾い上げて盆の中に戻す。毎日使い終わった器具は洗ったりしない。暑い日、暑気払いにと涼皮を食べれば食中毒になってしまうだろう。

 6 毒トウガラシ製品
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トウガラシの主な加工製品は、辣椒醤、ラー油、トウガラシ粉、トウガラシチンキ、トウガラシ麺、トウガラシ色素、トウガラシ漬けなどがある。加工の工程中、「スーダンレッド」が広範囲に使用されている。スーダンレッドはガソリン、床板、靴などの色を鮮やかにするための合成工業染料で、これが含まれた食品を常に摂取していると発がん率が上がる。

 また、使用されるトウガラシは、大部分が腐っている。これらは、よその土地から来た旅商人がトウガラシを購入する時に捨てたもので、適切な処理がされておらず、大部分が腐り、遠くからでもその酸っぱい臭いが匂ってくるほどだ。積まれたトウガラシの周囲にはハエや、昆虫が群れをなして飛び回っている。
 加工されたトウガラシは、さらに悪質な生産工場へと売られていく。ある加工場では人が食用出来ない麦ふすまなどをトウガラシ製品に混ぜ、利潤を得ている。このようなトウガラシ製品が多く大都市に流れ込んでいる。

 7 毒ピータン、松花蛋

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松花蛋とピータン(一部地方では変蛋)は製造過程で大量のオキシドールを使用する。オキシドールは非常に強い酸化剤で、細胞を死滅させてしまうので有毒だ。炭酸ナトリウム、生石灰、酸化鉛(光明丹)、硫酸銅草木灰水酸化ナトリウム等の有毒化学工業原料が使用されるため、ピータンには大量の酸化鉛が含まれている。酸化鉛は一種の有毒重金属で、卵の殻を通って簡単に卵の中へ浸透する。人体の神経系統、造血系統及び消化系統にダメージを与え、大脳損傷、貧血、免疫力抑制、慢性鉛中毒を引き起こし、カルシウム、亜鉛、鉄不足など児童の発育に深刻な影響が出る。ある市場で売られていたピータンの包装には「無鉛」と表示されていたが、実際の含有量は基準値を超えており、なんと36倍であった。また、防腐効果と、ピータンの殻を剥きやすくするなどの理由で使用される硫酸銅は化学工業原料で、殺虫剤、防腐剤として使われるが、人体には大変有害である。

 8 毒紅芯蛋 (アヒル)

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普通のアヒルの卵

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紅芯蛋

 中国大陸ではこんなデマが伝わっている。

 「白洋淀で飼われているアヒルは主に小魚や小エビを食べている。だからこの卵の黄身は紅いのだ。栄養価は、通常の卵に比べ高い」。

 このようなデマによって一時「紅い黄身」の卵がもてはやされ、価値が上がり、通常の卵よりも非常に高くなっていた。では、一体この「紅い黄身」のアヒルの卵はどうやって作り出されるのか。食品に添加することを禁じられている工業染料、毒性の強いスーダンレッドⅣをエサに混ぜて、アヒルに食べさせているのだ。まさに驚きの命に関わる偽物製造事件である。

(翻訳・坂本、編集・月川) (08/02/03 10:14)