2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

神風特攻(3)

特攻について何事かを思う精神の力量 外国人がこぞって神風特攻の意義を肯定しているというのではない。また大東亜戦争なり太平洋戦争なりに付された大義がどこまで真正のものであったかについても議論のあるところである。私のいいたいのは、 日本のナショ…

神風特攻(2)

特攻が外国人から評価されるのは何ゆえか 神風特攻にまつわる思い出をもう一つ。十五年も前のこと、アメリカのバークレー大学で早朝の散歩をしていたら、柔道着をきた黒人の青年が話しかけてきて、 「昨夜の“ミッドウェイ”というテレビ番組を見たか。あの神…

神風特攻(1)

西部邁(1994)「神風特攻――今の日本には万歳の対象がなくなった」 『月間宝石』1994年1月号より、一部改変。 嘘のような本当の話。 三人のヨーロッパ人を相手にした酒席で、私は次のように話しかけてみた。 「1999年に、ヨーロッパのどこかで、 “二十世紀の…

日本政府、原爆投下に抗議す(サヨクさん、見てね♪)

米国の新型爆弾攻撃(国際法違反)に抗議す 今月6日、米軍機は広島市の市街地に新型爆弾を投下し、瞬時に多数の市民を殺傷し、広島市の大半を壊滅させた。 広島市はなんら特殊な軍事防衛施設を持たない普通の1地方都市で、同市全体として1つの軍事目標た…

なぜ、「戦後史見直し」にシロウトさんが活躍しているのか?

表題の疑問にたいする答えは、 この分野の専門である法学部・経済学部・文学部史学科の多くが、敗戦利得者の同業組合になっているからだ。 敗戦利得者 http://blog.so-net.ne.jp/tkataoka/2007-05-28 「戦後という時代の見直し」が、専門家である法学部・経…

原爆投下とポツダム宣言

日本政府はソ連に頼みをかけ、ポツダム宣言を「黙殺」したがために、アメリカの原爆攻撃を招いた と、多くの人が説いてきた。 事実は違う。 日本が和平仲介を求めて、ソ連に特使を派遣しようとしていたことは、アメリカ側が日本の外交電報を解読していたから…