2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法(4)

(7)「人類普遍の原理」への盲信は卑屈な日本国民をつくる ここまでは、第九条や前文第二段を中心に、「日本国憲法」の害毒について 記してきた。だが、一番問題なのは、「人類普遍の原理」という視点からのみ、 「日本国憲法」の諸原理が位置づけられてい…

戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法(3)

(4)「犯罪国家・日本」を再生産する「日本国憲法」 内容面に目を転ずると、最初に問題にすべきは、前文第二段と第九条であ る。「日本国憲法」は、前文第二段で「日本国民は、…平和を愛する諸国民の 公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよ…

戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法(2)

(2)成立過程において議員達の自由意志はなかった 「日本国憲法」は、GHQ(連合軍総司令部)がつくった「憲法」である。 このようなことを言うと、「保守派」の人々からは、何を当たり前のことを言 っているのか、という声が聞こえてきそうである。だが…

戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法(1)

表題の論文は、「正論」2003年1月号に掲載された。論文の構成は、次のよ うになっている。 戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法 副題―平和主義、国民主権主義、基本的人権尊重主義のすべてが大きな害毒 を持っている。今こそ決別すべきだ!― 大月短期大…

東京裁判史観の源流:世界史(白人中心史観)

東京裁判史観の総括は、日本史・世界史の大問題だと思います。ここでは、 「東京裁判史観と『世界史』との関係の見取り図」を手抜きで書き留めておき ます。 東京裁判史観とは、手短に言えば次の主張です。 日本は悪い国だ!日本人は、それを認めて生きて行…