2009-01-01から1年間の記事一覧

清国兵の乱暴狼藉(明治19年8月の「長崎事件」)

NHKで「坂の上の雲」が始まるそうです。偶然にその宣伝を見ると,清国の北洋艦隊の司令長官・丁汝昌を現在の中共人が「彼は,愛国者だ」と言い,丁汝昌がいかにも紳士であることを印象づける説明を放映していました。 まあ,どうですかね,自国の歴史を知…

飢饉の記憶(3)

ヒガンバナは水田稲作文化の伝来とともに,その一要素の救荒作物として,支那の揚子江下流から持ち込まれたらしい。揚子江下流地方のイネは日本イネに近いことが,すでに1950年代から知られている。また,揚子江中流の湖南省には,1960年頃までヒガンバナを…

飢饉の記憶(2)

四国の石鎚山に近い,高知県の北西隅に寺川という集落があります。昭和十六年には,十七軒の家がありました。 宮本常一(1960)『忘れられた日本人』の「土佐寺川夜話」から,ヒガンバナに関する部分を抜き出してみます。 どちらを見ても山ばかり。百姓たちは…

飢饉の記憶(1)

曼珠沙華(ひがんばな) 作詞 北原白秋(明治44(1911)年 歌集『思ひ出』 作曲 山田耕筰 ゴンシャン、ゴンシャン、何処へ行(ゆ)く。 赤いお墓の曼珠沙華(ひがんばな)、 曼珠沙華、 きょうも手折(たお)りに来たわいな。 ゴンシャン、ゴンシャン、何本…

民主主義と社会の劣化

佐伯啓思 「民主主義進展と政治の低下」 引用元:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090913/stt0909130255003-n1.htm 先ごろの総選挙での民主党の圧勝を受けて政権交代が実現した。多くの人が画期的な選挙だったという。 民主党の政権運営や政策…

青木直人の「選挙の感想」

2009年8月31日 00:41 青木直人 「選挙の感想」 出典: http://aoki.trycomp.com/2009/08/post-192.html 選挙が済んだ。 そう喜ぶべき結果でもない。 混乱が始まるからだ。 以下今後の予想である。メモ風に。 (1)民主党が勝ったのではない。自民党が決定的…

支那人のデマ宣伝文化・避諱(ひき)

こうもりさんとの会話で「避諱(ひき)」を話題にしたことがあります。 「避諱(ひき)」とは,日本語の忌避(きひ)(嫌がって避けること)と同義語です。虫除けのナフタリンやパラゾールは虫を殺すまでの力はありませんが、虫が嫌がって逃げ出す効果がありま…

日中戦争は中国がしかけた

日米戦争は,アメリカがしかけた。アメリカとは,米国民主党ルーズベルト政権上層部のことである。 http://blogs.yahoo.co.jp/tatsuya11147/48844016.html こういう反日的なアメリカに対して,反日的ではない「共和党が代表するアメリカ世論に訴えるやり方も…

国民党政府の徴兵と,国家の体をなさなかった「中国」

林思雲氏と北村稔氏の共著(2008)「日中戦争」(PHP研究所)という本がある。サブタイトルは「戦争を望んだ中国、望まなかった日本」。 この中から,「日中戦争」当時の重慶政府の徴兵の実態を紹介する。 ●農民の中には、日本軍はどこかの軍閥の軍隊であろ…

中華民国・国民党軍兵士の実態「敗走千里」

引用元:http://www.melma.com/backnumber_45206_4576841/ (読者の声4)あるブログで西尾幹二氏のGHQ焚書に関する連載論文での「敗走千里」 陳登元著/別院一郎訳という本が紹介されていました。 昭和13年に出た本で第二次上海事変から南京へと敗走を重…

「東京裁判史観・調査研究の結論」はどうなる?

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成21年(2009年) 6月30日(火曜日)通巻第2645号からの,記事紹介です。 出典:http://www.melma.com/backnumber_45206_4528246/ (読者の声3)オバマ政権が金正日征伐を敢行できないならば、日本政府は…

混乱を呼ぶ二つの「中国」表記(中国人:シングル氏向け「中国」呼称論)

中国地方ご出身のシングルさんが,「郷土の歴史的名称を奪われた」として怒っておられる。今回は,「支那・中国呼称論」のうち,特に中国地方出身者の立場に配慮した「呼称論」を紹介したい。 以下の引用元:http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/h…

「支那」と「中国」について・池田一貴氏の論評

最近,アメリカ人に「南京大虐殺の時,中国軍はどうしていたのか(なぜ,救援に向かわないのか)?」と中国人ブロガーが聞かれて,返答に困った という話が各ブログで話題になった。 http://miko.iza.ne.jp/blog/entry/1049126/ 南京戦当時,「中国軍」など…

シルクロード地域の核汚染(2)

NHKシルクロード取材班は,1980年に無視できない線量の被爆を受けたと考えられる。 出典:http://junta21.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/04/post_e343.html NHK取材班は知っていた 楼蘭付近での中共の核爆発 NHKのシルクロード取材班が、中国共産党の核…

シルクロード地域の核汚染(1)

出典は「記事に登録できない文字列が含まれる」としてエラーになり,表示できない。たぶん。チベットの英語表記が原因か? この動画は表示できました。 http://www.youtube.com/watch?v=9hdv2pDOmMs これが,出典の元です。 ウィグル人医師アニワル・トフテ…

【検証】NHKスペシャル  台湾統治めぐり「一面的」

産経新聞の,2009年5月3日の表題の記事を紹介します。 出典:http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090503/med0905030840000-n1.htm NHK総合テレビが4月5日に放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー」の第1回放送「アジア…

テレビのトップニュース(2009/4/24)

4月24日,NHKをはじめ東京の各テレビニュースは, 「草なぎ剛容疑者の公然わいせつ事件」をトップで報道した。 なんで?「芸能ニュース」じゃないの? この文章の出典:http://www.melma.com/backnumber_45206_4459775/ (読者の声3)日本のマスコミの…

NHKの「不都合な真実」

この記事の引用元は,「青木直人BLOG」です。 http://aoki.trycomp.com/2009/04/nhk.html NHKの「不都合な真実」 2009年4月16日 青木直人 「皆様のNHK」が放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー」は日本の台湾統治の描き方が一面的な批判に終始…

取材された台湾人「NHKには利用された。だまされたという気もしている」

この記事の出典は、「宮崎正弘の国際ニュース早読み(2009/4/9)」です。 http://www.melma.com/backnumber_45206_4443129/ 証言の「断片」のみ放映 台湾の被取材者が怒る反日番組 「NHKスペシャル/シリーズ・JAPANデビュー」 ブログ「台湾は日本の生…

NHKが「台湾の反日」を強調

「シリーズ・JAPANデビュー」が進むごとに明らかになるだろうNHKの中国優先の姿勢。今回の番組が、中国が恐れる「日台の良好な関係」を支える「台湾の親日感情、親日イメージ」を否定して見せた。 NHKは明らかに、中国の日本弱体化を目的とした反…

鎮魂・ツーレロ節

http://www.melma.com/backnumber_45206_4431690/ より、一部編集。 (今週の本棚)宮崎正弘 西部遭『サンチョ・キホーテの旅』(新潮社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 面白かった。感動的である。 西部氏の人生論的随想の連作を一冊にしたも…

東京裁判とニュルンベルク裁判(7)

11)アメリカの代官としての日本政府 つまり、講和独立後も日本政府はアメリカによる日本間接統治の代官としての役割をそのまま継続し、アメリカの作った東京裁判史観という嘘で日本国民の本音に蓋をし続けることを使命とした機関であり続けたのだといえま…

東京裁判とニュルンベルク裁判(6)

だいたい、基本的に日本の庶民というのは権力者というものが嫌いで、今でも政治家などボロクソに叩かれることが多く、特に落ち目の政治家などは酷い叩かれ方をします。だから東京裁判で戦勝国の言っていることが支離滅裂だとは思っていても、そこで戦時中の…

東京裁判とニュルンベルク裁判(5)

ところが占領軍は、というよりアメリカ政府は、天皇を東京裁判の被告とすることはおろか、証人として出廷させることも避け、いやそれどころか天皇の話題を出すことさえ極力避けようとする姑息な対応に終始したのでした。それは日本の占領統治に昭和天皇の存…

東京裁判とニュルンベルク裁判(4)

5)「人道にたいする罪」と原爆投下 いや、何もマッカーサーら東京裁判の直接の関係者ら、すなわち占領軍当局が特別に臆病であったというわけではないでしょう。誤字脱字だらけの日本国憲法を1週間で書き上げて恥じない程度に思慮に欠けた人達でありました…

東京裁判とニュルンベルク裁判(3)

この田中上奏文がシナで流布され始めた当時は日本政府も一笑に付して偽書であると主張していましたが、その後、これに書いてある内容と似たような内容の満州事変が実際に起きると日本政府も驚き、これは日本軍の内部文書が流出したものが悪用されたのだろう…

東京裁判とニュルンベルク裁判(2)

更に東京裁判ではニュルンベルク裁判と同様、「平和に対する罪」が訴因とされました。これは侵略戦争を罪とするものですが、このような罪はニュルンベルク裁判以前は存在しませんでしたので、大東亜戦争以前の日本の戦争でこの罪を訴因とするのは「事後法は…

東京裁判とニュルンベルク裁判(1)

最近,「KSブログ」なるものを知りました,東京裁判とニュルンベルグ裁判を該博な知識で論じています。私はその部分を読もうとしましたが,文字が細かくて視力を痛めました。そこで,自分のブログに転載して,文字を大きく変換してから内容をじっくり読もう…

「真珠湾攻撃」に先立つ,ルーズベルトの日本爆撃計画(動画)!

「日本は支那事変でドンパチやってるのに、なんで後ろの正面の真珠湾にまで行って、わざわざアメリカとドンパチを始めたんだろう?」 親や祖父母の世代が、そんなにも愚かとも思えなかった。 これは、長年の私の疑問だった。教科書にも、ちょっとした本にも…

日米開戦の真相

もう,10年も前に書かれた記事ですが,今でも紹介する価値があります。 出典:http://www.kcn.ne.jp/~ca001/F15.htm 以下,引用。 F15 日米開戦の真相 終戦五十周年国民委員会編「世界がさばく東京裁判」(ジュピター出版)の中に、アメリカの詩人、ウェン…