そもそも、
菅直人は政治手腕や人望が認められて党首に推された訳ではない。彼の
民主党党首当選も、党内選挙で外国人の票も入っていて、党員・党友でない国民とはまるで関係がないことも、与党党首・つまり
内閣総理大臣として大いに問題なのだ。
「株
式日記」のコメント欄で、適評を見たので、以下に紹介したい。
ドイツ参謀本部の教訓 (北斗) 2011-04-10 19:02:09
ゲルマン民族の発明品のひとつに参謀本部制度がある。
一カ所にあらゆる情報を集中し、それに基づき作戦を立案する。この制度は魔法のような輝きを放ち、ドイツに幾多の勝利をもたらした。
しかし時代が進むに連れて、その欠点もまた露わになってくる。結局の所、参謀本部が有効に機能するためには、優秀なスタッフと強力なリーダーが不可欠であり、そのような組み合わせが欠如した場合は、逆にそのもたらす副作用の方が大きかったのである。
ドイツ参謀本部が最も輝いたのはビスマルクとモルトケの組み合わせの時であった。それ以後は急速に輝きを失う。
優秀なスタッフがいても、独善的なリーダー(ヒットラー)が全てをぶち壊したり、さらには組織の肥大化が無責任と意志決定の遅延をもたらしたからである。そしてドイツは敗れて行く。
今の菅内閣を見ていると、あらゆる欠点が良くもまあこんなにも揃ったものだと、ただただ呆れるばかりである。
無能きわまりないリーダーと、これまた素人以下のスタッフ。
そして限りなく肥大化していく数多くの対策本部やら、なんとか会議。
全てが参謀本部制度の理に反して進んで行く。
この無能な内閣がもたらす災厄によって日本は奈落の底へと沈んでいくに違いない。
以下は余談
昔、三億円事件というのがあった。
その金額が余りにも大きかったため、警視庁は大捜査網をしいた。結果犯人は今現在に至るも不明のままである。
仮に、この事件の強奪金額が一桁小さい三千万円であったなら、犯人は
99%逮捕されていたであろうと言われている。七人の刑事がいつもの段取りで、それぞれの担当任務(聞き込み、交通検問、目撃情報等々)を迅速にこなしていけば簡単に捕まったはずである。
一気に組織を肥大化させたため、それぞれが限定された小さな任務を割り当てられ、情報が共有出来ず、報告会議と対策会議が限りなく行われ、時間だけがどんどん過ぎ去って行き、あとは何がどうなっているのか誰も分からなくなってしまったのである。
初動捜査の情報錯綜により、犯人のバイクが堂々と検問を通り抜けて行く、といった信じがたいような事が幾つも重なったという。
この事から我々が学ぶべき事は、どんなに大きな戦争(あるいは事件、災害)であっても参謀本部は少数精鋭でなければ機能を果たさないという教訓である。
菅ほど無能な首相を私は知らない。