私は日本のスパイだった ~秘密諜報員ベラスコ~



「君に心からあいさつの言葉を送るよ」
「ありがとう・・・・」
「このテープ、もらえないだろうか?」

「あれから四十年がたった。そう四十年だ・・・」
「そうだ」
「君のことは、今も忘れていない」
「四十年もの長い間、憶えていてくれたんだ。聞いたかい?しかし・・」
「我々の夢と力。それらはどこに消えたのか」
「なんて無駄な努力をしてきたんだ!」

■■パート8
ベラスコは語る、
「日本はアメリカに完勝していた」と。

ベラスコによれば、太平洋戦争は日本海軍の大勝利のはずだったという。

日本海軍がアメリカ海軍を徹底壊滅させて戦勝国になる機会が少なくとも4回あったという。広い太平洋海戦の勝利は間違いなかったと断言する。たとえ情報が敵側から完璧にキャッチされていたにせよ、物量、装備、士気などが英米海軍以上に優れていた初期の日本海軍機動部隊は、普通の参謀が指揮しても開戦初期から一挙に敵をつぶせたというのだ。

その理由の1つは、「TO諜報機関(ベラスコが創設した対英米スパイ機関)の情報が連合軍側の情報機関と同質の軍事情報を日本政府に届けていたからだという。
だが、日本は、日本民族固有の思考と価値観でTO情報を分析解釈してしまったとベラスコは悔しがる。つまり戦争準備も整わないのに戦争を開始した発想もその一例だが、そうであったとしても、日本海軍は初期の作戦で一気にアメリカ軍をつぶせたと繰り返し断定していたのである。

では、ベラスコのいう日本海軍4回勝利説の戦場はどこか?
彼は語る。
「ミッドウェー、ガダルカナルは完全勝利の場だった。
『TO諜報機関』は事前にその戦場と戦闘規模を日本政府に打電した。たとえ、その暗号電文が解読(盗聴)されていたとしても、文面の裏を読み取れば敵の作戦目的がつかめる情報に整理して日本側に渡した。」

また大戦中、熱心に原爆情報の収集に取り組んでいたベラスコは、『巨大な絶滅兵器アメリカ軍が日本に落とそうとしている』と暗号無線で日本に知らせたが、精神主義官僚主義でコリ固まっていた日本の政・軍の上層部はそれを無視し続けたという。  出典:http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc107.html

ベラスコ ー秘密諜報員ー


スパイ ”ベラスコ” が見た広島原爆の正体 (高橋五郎) 

https://www.youtube.com/watch?v=WVsgsJzJWUA