【関野通夫】 パンドラの箱を開けたテレ朝

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成30年(2018年)8月14日(火曜日)通巻第5790号 

(読者の声1)「パンドラの箱を開けたテレビ朝日
分かりやすいように、入力者が少し編集しました。
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 見られた方も多いかと思いますが、テレ朝の番組「真珠湾77年目の真実 日米ソ壮絶スパイ戦争 米国が先制攻撃 深海に眠る決定的証拠」には驚きました。
内容自体は我々はとうの昔に知っていたので驚きはありませんでしたが、テレ朝がこういう番組を放映したことが驚きでした。
 朝日ほか反日左翼の説は、「戦争は日本が起した」だった筈ですが、この番組では、ルーズベルト政権には200人を越えるソ連のスパイが入り込んでいた(アルジャー・ヒスやハリー・ホワイトの名も上げていた)。
また(日本海軍)航空部隊の攻撃の前にアメリカ海軍の駆逐艦が日本の特殊潜航艇を撃沈していたことなども報じて、F.D.R(フランクリン・デラノ・ルーズベルト)の宣伝(のウソ)(日本が最初の一発を撃った)をばらし、また(日本軍の真珠湾攻撃以前に)日本爆撃という秘密計画JB-355)を彼が承認していたことも報じています。
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          JB-355計画を承認するルーズベルトの署名〔昭和16(1941)年7月23日〕。

またハルノートのことも、日本がとうてい受け入れられないものだったとも言っています。

朝日の中で何が起ったのでしょう。
上記のようなことを認めると、左翼反日の説は総崩れになるのではないか、或いはその論の組み立てを根本的に見直さねばならないのではないかと思います。
ヴェノナ文書あるいは『裏切られた自由』などの公開によって、もはや防ぎきれないと覚った結果でしょうか。
これからが面白いと思います。   (関野通夫)




JB-355計画