戦前、有色人種の領土はその75%強が欧米白人の植民地となっていた。そこでは、有色人種は奴隷であり、人権などない。そんな世界情勢の中で、最後の砦となって残っていたのが
大日本帝国である。
アジア諸国解放は、
大日本帝国の自己防衛でもあった。こうして開始されたアジアでの
第二次世界大戦なる
大東亜戦争は、結局、日本の敗北に終わる。では、その後、
アジア諸国では
戦勝国となった欧米白人によって何が起こされていたのか。
これまで誰一人として日本では書かなかった、書けなかった「正確なアジア史」がこの本である。敗戦後72年が経った今でも、日本では欧米白人の捏造史(
プロパガンダ)ばかりが市場に氾濫し、日
本の学校でもそれが正しい教育だとして教え込まれている。解体された
大日本帝国、嘗て以上に白人に支配されるようになるアジア・有色人種の国々の悲劇。そして、米植民地にされた日本の悲劇。敗戦後体制下の日本では誰も書かなかった、書けなかったのがこの書物である。歴史の事実をそのまま正直に書いて下さる
宮脇淳子教授は勇敢であるとしか言えない。
なぜなら米植民地下の今の日本では、正直に書いた歴史は嘘だと非難され、書いた歴史家は学会から
村八分にされて失業するからだ。宮脇教授とその夫の故
岡田英弘教授は、祖国独立のために正しい
歴史認識を広めようと努力してきた。彼らの書物は海外では非常に高い価値を受けている。敗戦後に米占領軍が書き換えた捏造された日本史=
自虐史観とは異なり、日本と
アジア諸国の「真の姿」がこの書物から見えて来る。