文部省唱歌 「青葉の笛」

文部省唱歌「青葉の笛」(明治39年

青葉の笛 歌詞の意味 平敦盛 - 世界の民謡・童謡

蛇足
あらすじ
住吉の天王寺参詣を志す僧が,摂津の国・神崎の渡し場の近くまで来る。
茶屋で休息し,代金を払わずに出て行こうとし,亭主にとがめられる。が,真実無一文と知って亭主は同情し,この先の神崎の渡し守は秀句(しゅうく・洒落)好きなので,船にただ乗りできる秀句を教えようといい,
まず〈平家の公達(きんだち)〉と言って,その心はと問われたら
薩摩守忠度(ただのり)〉と答えよと知恵を授ける。
さて,船に乗り船賃を要求された僧は,教えられたとおり〈平家の公達〉といい,秀句らしいと気づいた渡し守が〈その心は〉と喜んで問うと,
薩摩守〉までは答えたが,〈忠度〉を忘れて苦しまぎれに〈青海苔あおのり)の引き干し〉と答えて叱責される。
私のコメント
そういう訳で、「無賃乗車」を「薩摩守(さつまのかみ)」と言った。
「タダ乗り」に掛けた訳だ
しかし、Suicaが行き渡るずっと前から、聞かれなくなった。
国民の教養が変わり、「平家物語」の名場面を知らなくても恥と思わなくなったからだろう。