武田邦彦のブログから

出典:「科学者の日記110516」
http://takedanet.com/2011/05/110516_1_4036.html
ところで福島原発1号機が「メルトダウン」していたということで、今朝(2011年5月16日)の新聞、テレビは大騒ぎになっています.

略

 また、今日(2011年5月16日)の朝、ある放送で次のコメントをしました。

1)   菅首相斑目原子力安全委員長と福島原発を視察した時にはすでに1号機は破壊に向かっていた。

2)   菅首相は東京に帰った後「原子炉は大丈夫だ」と言っている。

3)   このことは、菅首相がウソを言ったか、斑目委員長が間違ったか、それとも福島原発の吉田所長が事実を伝えなかったかである。

4)   いずれにしても誰かが原子力基本法の公開の原則を破っている。

5)   1号機の燃料が破壊されていることが判った(メディアが昨日、判った)ことによって、工程表は変わらない.その理由は東電は工程表を作成するときに、すでに1号機の燃料が破壊されていることを知っていたから。

6)   もし東電が1号機のことで工程表を替えたなら、東電は2重のウソをつくことになる.

これも時間枠の制限で、詳しくは放送されませんでした。

 私は昨夜からなんとなく違和感を感じていて、この違和感が何によるのか考えていました。
 今朝、それが判ったような気がします.

1)   日本のメディアは「事実」より、「公式発表」を重んじる.

2)   すでに3月末には原子力学会始め、多くの専門家が「1号機の燃料は破壊されて原子炉の下に落ちているだろう」と言っていたが、「民間の専門家の言うことだから」ということで報道しなかった(のではないか)。

3)   そして、東電が発表すると(事実としては取材の結果、知っていたのに)「メルトダウンしていた!」とビックリして見せた。

4)   このような「お上主義」、「形式主義」が、日本人や日本文化に特有なことか、または最近の日本人の傾向かは今後、考えて行きたい。

5)   東電は「国民に危険なことを知らせてくれない企業だ」ということがわかった。
「科学者の日記110517」
http://takedanet.com/2011/05/110516_53fa.html
では、こうまで言ってますね。

 原発の事故が起こると、国民の待避は遅れる、重要情報は隠す、それに加えて子供を被曝させる文部大臣が登場するという始末だ。

 なぜ、これほど「胆力のある国民」と「正義心のない政府」の組み合わせになったのだろうか?
全ての原因は「税金の取りすぎ」だ。

今の政府や官僚、東大、NHKは明確に「乞食の集まり」・・・自ら額に汗して生活をするのではなく、口先で他人の財布からお金を引き抜くことだけに長けた乞食集団・・・であることが、この福島のプリズムを通してみるとハッキリ見える.

武田さんは「原子力ムラ」を追い出されて怖いものがなくなったのでしょう。お歳の割には、過激なものの言い方をしますね。マスゴミは東電たたきやってます。しかし、手短に言えば、やはりこういうこと(大書した赤字の内容)になりますね。「乞食集団」よりは、「詐欺師集団」と言った方がよいと思いますけど・・。



武田邦彦・国会参考人陳述
2011.5。17.衆議院文部科学委員会

東電は、菅直人の弾よけ。

東電幹部は、デタラメ氏の安全委員会と保安院の隠れ蓑。


衆院科技委員会・武田邦彦「日本には政府がなかった」2011.05.20
http://www.youtube.com/watch?v=bUj1neKf6hY&hd=1

H23/05/20 衆院科学技術特別委員会・【中部大教授 武田邦彦参考人意見 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=R8QV2NswBqk