フランス革命と明治維新& 富田メモ余話2 補足

P.S.
富田メモ問題で「天皇の発言をあれこれ類推するとは不敬だ」とか「富田メモは捏造」というご意見がたくさんあるのは重々承知しています。 自分では手に余るテーマだということも。

しかしながら、「あれは本物」という情報を得てしまったからには、その情報を発信する義務があるとも思いました。 例え、多勢に無勢だったとしても、です。 書かねば後悔するだろうとも。

書きながらも後悔しましたけどねw 知識もねーのに、こんな事書き始めちゃってどーすんだよ、とか。

個人的には富田メモが本物でも偽物でも、もう、そんなことは問題ではなくなりました。 というか、いまこのタイミングで出てきたことに感謝すらしたい気分です。 例え中共の策略であったとしても、です。 お陰様で、日本と天皇について、より深く理解する一助となりましたから。

今までは、「天皇ってさ、象徴なんでしょ・・・」ぐらいにしか思っていなかったのですが、とんでもなく重い存在だったんですね。 しかも、その天皇家は滅びる一歩手前。 その命運は我々日本国民の手に委ねられてしまったと言っても過言ではないでしょう。 まさにミッション・インポッシブルな状況です。 果たして神風は再び吹くのか。

なんか凄い時代に生まれてきてしまったなあ・・・。

ああ、てっくさんからもトラバ頂いてたんですね。 ありがとうございます。 ざっとですが、書くべき事は書いちゃいましたw 後は任せた(違

とりあえず自分としては、明石説をご紹介できて光栄ですね。 富田メモなどが出る何年も前から仰り続けていた説ですから。 「説」っていうか、考えられないほど膨大な資料を情報ストックとして編み出されているので、限りなく真実に近いのだろうと思います(私の少ない情報ストック量ではとても判断できません)。

ゆくゆくは何が真実であったかが明らかになるのでしょう。 明石先生も「歴史は好嫌じゃない」とおっしゃってますし。


富田メモの真偽などよりも、「大切なことは何か」ということを考えていただく一助になれば幸いです。


そうそう、最期になりましたが、「天皇って軍国主義の象徴じゃん」という方に。

神国思想というのは、いわば専守防衛思想です。 日本は世界の神の磐座であるが故に、他国が日本を侵略しようとしても神兵、即ち天皇の赤子が奮い立つ。 神兵が戦って防衛できない場合には神風が吹く。 神国日本を神の支配する国と誤って解釈する人が多いですが、そうではありません。

憲法九条を守るなら、天皇制をこそ守らないと、なんの意味もないかもね?





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長野師範学校で講演を求められた時のことです。
乃木大将は演壇には登らず、その場に立ったまま、「私は諸君の兄弟を多く殺した乃木であります」と、ひとこと言ってから絶句し、止めどもなく流れる涙を、延々と流しました。



「近代化とは、土着勢力を抹殺し、国家や社会を無色透明化することである」
その「権威」というのは、国を動かす実権とか、土地を支配する正統性みたいなものを含んでいるんですね。
フランスを治めるのはフランス国王だとか、ブルゴーニュ地方を治めるのはブルゴーニュ伯という貴族だと
か、そういう風に昔から決まっていたわけです。
もちろん、そういう権威のあり方は歴史の中でだんだん変わっていくものでした。
しかし、ある日突然覆されたりはしなかったんです。権威というのは、そういうものです。
日本にも、皇室という権威があるわけで、その辺は感覚としてわかると思います。
しかし、こういう権威というものは、ある種の人たちにとってはものすごく邪魔です。
その人たちというのは、富裕市民、もっと言えば「資本家」という人たちです。

そのナポレオンがやったことで、画期的なことがあります。それは、「民法」を作ったことです。
そのナポレオン法典の核心は、「財産権の不可侵」です。

このナポレオン法典で決定的になった流れがあります。それは、土地は売買の対象になったということです。権威があろうが
なかろうが関係ありません。金を出して、「権利」を買った人間のものになるのです。権威から権利へ、この流れは重要です。
こうなると、もう貴族というのは没落していくしかないんですね。金を持っている資本家は、没落した貴族からどんどん土地
を買って、農場を経営したり、工場を建てたりできます。そういう行為は、昔は権威の存在で歯止めがかかっていたのですが、
革命があって、ナポレオン法典ですから、もう何も歯止めがなくなってしまっているわけです。
そうなると、資本家の力はどんどん強くなって、相対的に貴族の力は弱くなります。だから、没落していくしかないんですね。
これは、富裕農民についても同じです。


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/02(木) 03:42:20.80 id:QicM5FQJ
何か、気づくことはありませんか?そうです。近代化の正体というのは、金を持っている人間が全部を独り占めに出来る仕組みを
作り上げるということに他ならないんです。

ナポレオンというのは戦争好きな人でしたから、ナポレオン法典なんて考えつくわけがありません。彼は、資本家のニーズに応
えただけでしょう。
しかも、ナポレオンはスペインやドイツに攻め込んで、そこでもフランス革命の「成果」を広めてしまったんですね。ナポレオ
ンが支配した地域は、みんなナポレオン法典の精神にのっとった「近代市民法」を作りました。
法学の世界では、大陸法とか言われているやつです。
そういうのを広める役割を担ったのが、攻め込んだ地域にいたエリート知識人たちです。
非難されるのを承知でいいますが、そういう連中は大半がユダヤ人です。ドイツが特に顕著ですが、「ホフ・ユーデン」という
宮廷御用達のユダヤ人商人がいて、戦争の度に資金の融通をしたりしていました。
そういう連中にとっては、ナポレオン法典のいう財産権の不可侵は、もうそりゃあ大歓迎すべきものだったでしょう。
異教徒である自分たちも、堂々と固定資産を保有できるわけですから・・・。

もう一つ重要なことがあります。それは何かというと、近代国家が成立してから、文化伝統というのが死に始めるということです。