【馬渕睦夫】グローバリズムの罠   国難の正体

平成27(2013)年7月
前半:1時間3分
 2008年の田母神論文が大騒ぎに発展したのは、「日本の戦後秩序の欺瞞」が暴かれたからである。その最大の敗者は、「日本のマスメディア」だった。
2015年8月5日の朝日新聞「『従軍慰安婦』の『強制連行』」記事の取り消しや、最近の
「停波の可能性に触れた高市総務相の発言への抗議」
も、その流れだろう。
 共産主義グローバリズムも、根は同じウオール街(国際金融の大資本家)の思想である。
共産主義は国を持たないユダヤ人を解放するための思想だが、それでは世界の人々は乗って来ない。そこで、「しいたげられた人を解放する」と宣伝した。この宣伝がウソであることは、もう分かっている(中国のすさまじい環境破壊と貧困層の暮らしを調べてみるがいい。日本製空気清浄機を買えるのは何%なのか?)。
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中国の貧困層の多い地域

グローバリズムは「国境を取り払ってすべてをお金の価格で判断しよう」という考えである。もうかるのは、大資本家である。そうでない人々は、貧困に落とされて行く。
 グローバリズムはなぜ危険なのか?グローバリズム共産主義だからだ。
共産主義はなぜいけないのか?それは人間の弱みにつけこんだイデオロギーだからだ。
弱みとはなにか?「お金(物欲)」である。
日本人は、「世の中、お金(物質)だけじゃない」と考えている。それが、「日本の国体」を作っている。

 グローバリズム共産主義は、根が一つだ。
これを理解することが、「今の国難」と「世界の矛盾」を理解する鍵なのだ。

 一握りの金持ち(共産党のエリート)と膨大な貧困層ができるのは、おかしいではないか(現に、中国共産党の幹部は金持ちで、子弟やメカケに国富を国外に持ち逃げさせている)
共産党は、「貧富の差をなくす」と言っていたのは、ウソだったではないか。
万国のプロレタリアートグローバリズムに対して団結せよ!

後半:54分
  日本の左翼は、リベラルから共産主義者まで、ウオール街の手先である。
彼らはそのことを自覚していない。特に、日本共産党は夢にも考えていない。
グローバリズム(共産主義)」とは、「国際金融資本(ユダヤ人)の利益」をねらった体制であることを理解していないからだ。
 我々は、まず日本人を作るべきだ。そうして初めて、国際人になれるのである。
 ウクライナの小学5年生は、国語で外国文学も学んでいるが、ゲーテが3ページで説明されているのに対して、松尾芭蕉は9ページがさかれて紹介されている。そして、こう教えられている。
「日本人にとって自然とは、インスピレーションの源である。日本人は自然の描写によって自分の心情を表現する。日本人は平凡さの中に美を見いだし、精神性と物質世界との調和を大切にする。」
これが日本の心であり、グローバリズムには合わない。
訪日したウクライナの新聞の編集長は、こう書いている。
「日本滞在の最終日、『日本で何が気に入ったか?』と問われ、『日本人である』と答えた。なぜなら、日本にある素晴らしい物は日本人の手で作られたばかりでなく、日本人の精神が宿っているからだ。」

 もし、日ロ平和条約が結ばれれば、ヤルタ体制終結する。そうなれば、中国と韓国は孤立する。 


対談スペシャル「国難の正体」を読み解く【馬渕睦夫西村幸祐】(2013年2月公開)
 35分
秘密情報源を探してウラ情報をとらなくても、問題意識を持って普通にある公開資料を読めば、隠された政治や歴史の実態が浮かび上がってくる。
   「東西冷戦は演出だった」と言わざるを得ない。


グローバリズムとは、何であったのか。それにより、誰が得したのか。
それは、ほんの一握りの金持ちが富を独占した過程であった。
先ず、「綺麗事」の理念が喧伝され、
次いで、経済の市場化・統合化と進み、文化に入り込んでいった。こうなると、反対しづらくなるのである
宮崎正弘馬渕睦夫(2016)『世界戦争を仕掛ける市場の正体』書評より 海氏)。