【馬渕睦夫】グローバリズムの罠 国難の正体
平成27(2013)年7月
前半:1時間3分
2008年の田母神論文が大騒ぎに発展したのは、「日本の戦後秩序の欺瞞」が暴かれたからである。その最大の敗者は、「日本のマスメディア」だった。
も、その流れだろう。
共産主義は国を持たないユダヤ人を解放するための思想だが、それでは世界の人々は乗って来ない。そこで、「しいたげられた人を解放する」と宣伝した。この宣伝がウソであることは、もう分かっている(中国のすさまじい環境破壊と貧困層の暮らしを調べてみるがいい。日本製空気清浄機を買えるのは何%なのか?)。
中国の貧困層の多い地域
グローバリズムは「国境を取り払ってすべてをお金の価格で判断しよう」という考えである。もうかるのは、大資本家である。そうでない人々は、貧困に落とされて行く。
弱みとはなにか?「お金(物欲)」である。
日本人は、「世の中、お金(物質)だけじゃない」と考えている。それが、「日本の国体」を作っている。
これを理解することが、「今の国難」と「世界の矛盾」を理解する鍵なのだ。
共産党は、「貧富の差をなくす」と言っていたのは、ウソだったではないか。
後半:54分
日本の左翼は、リベラルから共産主義者まで、ウオール街の手先である。
彼らはそのことを自覚していない。特に、日本共産党は夢にも考えていない。
我々は、まず日本人を作るべきだ。そうして初めて、国際人になれるのである。
「日本人にとって自然とは、インスピレーションの源である。日本人は自然の描写によって自分の心情を表現する。日本人は平凡さの中に美を見いだし、精神性と物質世界との調和を大切にする。」
これが日本の心であり、グローバリズムには合わない。
訪日したウクライナの新聞の編集長は、こう書いている。
「日本滞在の最終日、『日本で何が気に入ったか?』と問われ、『日本人である』と答えた。なぜなら、日本にある素晴らしい物は日本人の手で作られたばかりでなく、日本人の精神が宿っているからだ。」
35分
秘密情報源を探してウラ情報をとらなくても、問題意識を持って普通にある公開資料を読めば、隠された政治や歴史の実態が浮かび上がってくる。
「東西冷戦は演出だった」と言わざるを得ない。
次いで、経済の市場化・統合化と進み、文化に入り込んでいった。こうなると、反対しづらくなるのである