サハリンの灯はいまなお消えず (再び)

樺太カラフト(サハリン)引き揚げ者の望郷


「サハリンの灯は消えず」     昭和43(1968)年2月・作詞:若木
                                    作曲:北原じゅん
                                    演奏:ザ・ジェノバ
 サハリンの灯は いまなお消えず
 俺の心に 赤く燃える

 懐かしき山 姿もかすみ
 海峡の風 白く凍る

 北国の夏は 恋に似て 短い命
 暮れなずむ浜辺 フレップは 淋しく赤く

 サハリンの灯を 恋して咲いて
 ふるさと捨てた 俺を泣かす

 この霧の陰に涙ぐみ 思い出捨てた
 あの人のくれたフレップは 初恋の味

 サハリンの灯は いまなお消えず
 俺は一人で じっと見てる


イメージ 1フレップ:アイヌ語で、「赤いもの」の意味。
      樺太では、「コケモモの実」を表した。
   フレップというの知ってますか?    
   私は樺太生まれだから知ってますよ   
   そうかい・・・じゃ家の庭に今実が生ってるか  
   ら・・・見るかい?
  
      コケモモの実        
          フレップ(コケモモ)の実   ブログ「昭和ひとケタ樺太生まれ」様より

この歌の背景

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「ほたるのひかり」歌詞四番 
          ちしまのおくも、おきなはも、 
          やしまのうちの、まもりなり。
          いたらんくにに、いさおしく、
          つとめよわがせ、つゝがなく。
千島の奥も、沖繩も、
八洲の内の、護りなり、
至らん国に、勲しく、
努めよ我が兄、恙無く。
                                       明治14(1881)年小学唱歌

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宗谷岬から樺太(サハリン)を望む