憲法擁護論者に問う (関野通夫)
出典:「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成29年(2017)5月10日(水曜日) 通算第5286号
この原稿を少し編集してご紹介する。
日本国憲法擁護論者の方、次の質問に答えて下さい。
1.ハーグ陸戦条約43条を知っていますか。
これは、どこかの国が他国を占領した場合、万やむを得ない場合以外、被占領地の法律を変えてはいけないという規定です。
占領軍の誰も、憲法の変更が、万やむを得ないものだとは言っていません。
2.日本の敗戦後、GHQが出した「報道規制30項目」を知っていますか。
戦後、米進駐軍は日本女性に対し、性的暴行を行っていたのです... - Yahoo ...
バイデン前副大統領は、「日本の憲法は我々(アメリカ)が書いた」と言いました。アメリカの副大統領自身が、陸戦条約違反を自白しているのです。
バイデン前副大統領は、「日本の憲法は我々(アメリカ)が書いた」と言いました。アメリカの副大統領自身が、陸戦条約違反を自白しているのです。
3.「日本国憲法」を採択した国会議員、その国会議員を選んだ日本人、いずれも独立国民としての主権を持っていましたか。
主権は持っていなかったでしょう。その人達が、何故、独立国の憲法を決めることができるのですか。
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関野通夫氏は技術屋出身であるが、2015年3月3日『日本人を狂わせた洗脳工作ーいまなお続く占領軍の心理作戦』を出版した。500円、82頁である。
しかし、その実物証拠の存在が確認されていなかった。
関野氏は、国立国会図書館の膨大な記録の中から「WGIPの証拠文書を発見した」というのがこの本である。
関野氏は、GHQ民間情報教育局(CIE)が「手先に使う出版社として朝日新聞を指名した文書」も発見した。朝日新聞が、戦後にGHQの下請け代理人になって「総ては日本と日本人が悪い!」の東京裁判史観を国民に植え付けて、71年間やって来た
この記事の問いかけは、関野氏父子二代に渡るものです。
戦後日本の指導層は、戦後に「占領期」と「独立期」の二つの形態があることを隠してきた。現行憲法が占領下で制定・発効した「占領憲法」であることが露見しては困るからだ。関野氏の「論点3」は、そのことを衝いているのである。