忍び寄る言葉狩り

馬渕睦夫『和の国の明日を造る』  第51回
放送【2017年6月7日(水)20:00〜21:00】

【忍び寄る言葉狩り
カタールと一斉断交】【日本企業に海外展開促す】
【露疑惑 プーチン氏全面否定】  
00:03:21 オープニングトーク

ちょっと気になるニュース

00:04:00 カタールと一斉断交
      トランプの中東外交への横やりと思われる。

      中東の対立軸
      今まで  イスラエル 対 アラブ(アラブ諸国・イラン)
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  挫折したオバマの中東外交

       トランプ   スンニ派(アラブ諸国)  対  シーア派(イラン=ペルシャ)

       つまりは、「今まで」の「イスラエルの敵」を分断し、対立させることか?

00:17:18  日本企業の海外展開を促す(「エネルギー白書」)
       日本のエネルギー企業は公共企業だった。日本のエネルギー
       産業が破壊されるのを警戒すべきだ。
00:21:33  露疑惑 プーチン氏全面否定
       プーチン米大統領は、政権交代しても政策の方向は変わらな
       い。ロシアがアメリカに干渉する意味がない。」
       これはプーチンの本音ではなく、皮肉だろう。アメリカは、民主 
       党政権でも共和党政権でも、政策は変わらなかった。しかし、
       トランプになって変わった。コミー前FBI長官の議会証言は、
       旧勢力の「トランプ降ろし」がどこまで行くかの判断材料になる
       だろう。

【今回のテーマ】
00:26:50 忍び寄る言葉狩り
       一橋大の大学祭で、百田尚樹氏の講演が中止になった。
       日本人は、すでに内部分裂をねらった宣伝戦という戦争に巻き
       込まれている。国家は、外部からの侵攻で滅びるより、内部分 
       裂で崩壊する方が多い(私は、「韓国にこの傾向がある」と見て
       いる)。これが、フランクフルト学派の批判理論である。
       ポリティカル・コレクトネスやヘイト・スピーチという一見公正な
       カタカナ言葉でカモフラージュされているのだ。
       これらに乗った条例が量産されるのが危険なのだ。日本はす
       でに戦場にある。政治家に頼るのではなく、各個人が自衛しな
       ければならない。
       どのように自衛するのか?
       外国の思想は「人間は不幸な存在である」という性悪説に基づ
       いている原罪思想に起源があるのではないか?)。その不幸
       を起こす社会秩序を破壊すればよいとして、これを推進するの
       が日本の大学やメディアなのだ(フロイトの心理学→フランクフ
       ルト学派)。
       日本人は「人間は素晴らしい存在である」とする
       「古事記」の精神を思い起こすのが、自衛の始まりとなる。
00:38:15  おわり 





・質疑の時間
00:45:00 始まり

00:45:47 ヨーロッパでテロが続いている。ISが壊滅状態なので、現地の不
      満分子を集めているのか?
     ISは民営化された軍隊だから、各地でテロを起こすことができる。
00:46:56 メルケルは、ドイツとEUをどう導くつもりなのか?
     メルケルは進退窮まっている。9月の選挙に注目すべきだ。
00:48:50  「百田氏の講演会中止」のようなことを避けるには、どうすれば
      よいか?
     まず、彼らの魂胆(内部攪乱・秩序破壊)を見抜くことである。「古事
     記」を読むべし。
00:52:20 ユダヤ系グローバリストの大物が立て続けに亡くなって、
      かえって統制がとれなくなるのではないか?
     彼らは、世界をグローバル市場で統一しようとしてきた。
     方向が決まるには、もう少し時間がかかるだろう。 
00:54:38 「女性宮家の付帯決議」は、実質的な影響はあるのか?
     野田幹事長のねらいは、女系天皇を立てること。国民は、選挙で
     意思表示すればよい。 
00:57:15 ティラーソン国務長官が中国に天安門事件の説明を求めた。
      親中派ブレジンスキーが亡くなったことが原因か?
     それが原因ではなく、トランプ政権の性格によるものだろう
01:00:22 安倍首相が「一帯一路を評価する」と述べた。どう思うか?
     リップサービスである。いずれ、AIIBのようになる。
01:01:40 日本を批判するユダヤ・グループがいるのには腹が立つ。
      ユダヤを助けた杉原千畝樋口季一郎がいたではないか!
     この百年の世界史の底流を見るべきだ。民族意識の強い国は、
     ユダヤにとって好ましからざる存在だった。日本の国家のあり方が
     ディアスポラ(離散)のユダヤの世界観と離れていたことに原因が
     あったと思う。いよいよ、イスラエルという国家を中心にユダヤ
     会が動きつつある。彼らの日本に対する立場が、良くなる可能性
     がある。
01:03:33 おわり