なぜ落とされたのか?【安倍内閣の支持率】

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成29年(2017)7月18日(火曜日) 通算第5359号
宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成29年(2017)7月18日(火曜日)弐 通算第5360号
の「読者の声」の欄から、表題の意見をご紹介します。

(読者の声1) 安倍内閣の支持率下落をいかに解釈すべきか」
(1)これといった記事が無くて困っていた週刊誌が書いた「暇つぶし」記事がきっかけで、政治的観点から相乗りをしているのが民進党等など野党であり、意図的な印象操作報道が大きく作用していることは間違いありません。とにかく彼等には今売れる「商材」が無くて困っていたのです。人間は妬みに弱く印象操作が好きなのです。

 (2)「あまり努力を要する仕事をしたくない」のが常のテレビなど高給取り社会に浸っているマスコミ人にとっては印象操作的記事は書くのが楽なのです。何しろ取材や勉強は必要なく机に座って書けばいいのですから。人間は楽をしたがるのです。

 (3)特に価値あるニュースを自分の努力で発掘できなくなった新聞やテレビなどの大手マスコミは他人の”ニュース“を右から左へと流すだけで「報道」の仕事をしているように見せかけている。これはネット社会の発達で、誰でも「ニュース」を「創作」することができる世の中になり、これは拡散している地球的規模のフェイクニュース問題と同質なのです。つまりCO2問題が地球を覆っているように”フェイクニュース”が地球を覆い始めてきたのです。人間は潮流変化に気付かぬものです。
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  (4)与党内でも石破氏や村上氏等々は決して政策的見地から安倍内閣に異論を唱えているのではなく、単に自分の活躍の場がいくらたっても見いだせないことにいら立っての「私心」からの反安倍運動であることは、世間の「大人」ならわかりきったことです。子供は親が見抜いていることに気付かないものです。

 (5)しかも新聞やテレビで発言しているコメンテーターや評論家や学者の多くは、昔ながらの論調を繰り返している。彼らはなぜ世の中の本質を見出そうとしていないのだろう?能力の問題なのだろうか? 
人間はなかなか経路依存症をぬぐえぬものです。

  要するに最近の日本は、「国民は安倍内閣が5年も続いてきたことに飽きてきたのだ」 ということ。一つの体制がながくつづくと人間、特に平和ボケに育った人間は世界情勢や国内政策などとは無関係に変化を 「暇つぶし的」に求めるようになるものです。 また政界で活躍の場を長い間得られない政治家は、理由はどうでもよく、とにかく今活躍している政治家を排除したいのです。然るに安倍内閣がどの様な改造をしても、又更なる「マスコミの主張する世論」に迎合するスタンスで政治を行っていっても、無駄におわることでしょう。

 そこで提案があります。それはいったん安倍総理は総理の職を辞することです。この見本はプーチン大統領です。
彼はかって一度、大統領を辞めて、メドベージェフに大統領をやらせ、自分は首相となりました。
彼の場合は大統領職の任期や再選の問題からそうしたのでしょうが、結果的にはこの「休暇期間」が現在のようなプーチンを強い大統領にならしめたのだと思うのです。
つまり政治とは人間の大衆心理を十分勘案したものでやらなければならないのです。                                       SSA生〕

(読者の声3)貴誌5359号の(読者の声1) に「安倍内閣の支持率下落をいかに解釈すべきか」と題するSSA生さんの議論に、
 『(1)これといった記事が無くて困っていた週刊誌が書いた「暇つぶし」記事に政治的観点から相乗りをしているのが民進党など野党であり、意図的な印象操作報道が大きく作用している。
(2)「あまり努力を要する仕事をしたくない」テレビなど高給取りマスコミ人にとっては印象操作的記事は書くのが楽。
(3)価値あるニュースを自分の努力で発掘できなくなった新聞やテレビなどの大手マスコミは他人の“ニュース”を右から左へと流すだけで「報道」の仕事をしているように見せかけている。』
などがありますが、私は大いに納得しました。

と同時に、「我国の世論が在日によって作られている」という『フェイクニュース?』
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=16393   ←下の動画参照
のコメント欄の論を加えれば、万全だと思います。
朝日などの新聞社やテレビ各局の社員採用にあたっては、在日の大きな採用枠があるようなのです。つまり、我国の世論は在日によって「背乗り」されているようなものです。
(4)以下の論は、私は全くそのとおりだと思います。
                                      (唯臥独村)



(読者の声2)記事前号で「安倍内閣の支持率下落をいかに解釈すべきか」という疑問が「読者の声」で(SSA生)さんから提起されました。
30数年にわたり通信社の政治部記者(現在は政治評論家)を務めた者として見解を述べさせて下さい。
 まず今回の支持率下落は、半年にもわたる「森友」「加計」両問題を野党各党が国会で延々と国会で取り上げ(朝鮮半島で重大事態が起きていたにもかかわらず)、それを朝日、毎日を代表とする反日マスコミが連日、印象操作を行った結果です。
これら反日新聞やテレビしか読まない(観ない)高齢者がまんまと騙され、東京都議選自民党の歴史的大敗につながりました(都議選の評価は今回触れません)。
 ただ最近の支持率急落ぶりは、5月3日安倍総理自ら明らかにした
憲法改正の意向表明と具体的スケジュール
によって引き起こされたものです。
この日を境に、
反日マスコミはそれこそ命がけで
「反安倍キャンペーン」を展開し始めました。
もう「客観、公平、公正」などという報道原則をかなぐり捨て、政治的プロパガンダ機関と堕しました。
何が何でも安倍総理を引きずり降ろし、憲法改正を阻止する腹です。
テレビ各局のキャスターやコメンテーターも同様です。
 人によっては、中国や北朝鮮工作員自民党議員やマスコミ関係者に接触し、「反安倍」報道を煽っていると見る人もいます。
日米間にくさびを打ち込むことで、中朝両国に有利な情勢を醸成しようという理屈です。

 さて(SSA生)さんの安倍総理は、プーチン・ロシア大統領のように一旦総理を辞任すべきだとの提案ですが、その策はあまり現実的ではありません。
安倍総理がなぜ今総理でいられるかは、自民党総裁でいるからです。もし今総裁を辞任すれば、直ちに総裁選が行われ、来年9月までの暫定任期で新しい総裁(総理)が選ばれるだけです。
もちろん、来年の総裁選に、一旦辞めた安倍氏が出馬することができない訳ではありませんが、現在は既に異例なことに2回目の総裁(総理)であり、3回目があるのかと言われれば、それは現実にはあり得ないでしょう。
 そんなことよりも
野党、マスコミ総掛かりの
「倒閣運動」
に対抗する為には、経済、外交、憲法改正の3つの政策を淡々と実行し、実績を積み上げていくしかありません。
3年3カ月の民主党政権の失敗に懲りた国民がそうやすやすと野党政権の樹立を望んでいるとは思えませんし、現在野党第1党の民進党は次の衆院選でさらに議席を減らし、とても政権の受け皿にはなり得ないでしょう。
 また自民党内でも、例えば石破茂氏が安倍氏の後継かと問われれば、増税論者の石破氏では景気が悪くなるのは目に見えてますし、外交など安倍氏の足下にも及びません。憲法改正も政治的リスクが大きく、彼の手で改正ということはまずあり得ないでしょう。

 ここは耐えに耐えて、現下の困難を乗り越り切る以外に支持率回復策はないと思います。                               (加藤清隆)



中国がおそれるのは日本の憲法改正核武装
(日本の)国民性からいって、
もし我々がそのような攻撃を仕掛けたなら、即、一致団結し、平和憲法などかなぐり捨てて
核武装に走るだろう。
日本国内の反対勢力など一瞬で粛正される。後は地獄だ(中国空軍高官)。



(読者の声2) 以前に投稿いたしました「安倍内閣の支持率下落をどう解釈するか」の中で「(3)特に価値あるニュースを自分の努力で発掘できなくなった新聞やテレビな どの大手マスコミは他人の『ニュース』を右から左へと流すだけで「報道」の仕事をしているよ うに見せかけている。」と述べました。
  それにしても大手マスコミの劣化には驚くばかりです。昨日知ったのですが、官房長官の定例記者会見で、東京新聞の女性記者が、長々と(なんと一人で30分も!)持論を含め質問し、官房長官の返答が満足できないとい言っては執拗に食い下がると云う事がマスコミ関係者間で話題になっていると云う事がニュースになっているのです。
 私はあっけにとられています。
「それではほかの記者は何をしているの? 自分の質問したいことをたった一人にさせるなら 共同記者会見なんて要らないでしょう?」
なぜ大勢の記者が質問する『権利』をこの女性記者が奪っている状態を他の記者は黙認しているの?
「それでは自分たちが不要の者であることを他の記者は認めていることになるが、それでもいいの?」
ということです。
 諸外国の侵略に脅かされていることに気付いていない我が国と同様に、マスコミ人も自分の存在意義が否定されていることに気付いていないのです。
マスコミの劣化がこれほどと云う事は・・・これではトランプの気持ちもわからないではありません。                           SSA生)