西部邁×伊藤貫 世界大分裂を語る 【3】近代文明の救済には「穏健な社会主義」が不可欠
西部邁×伊藤貫 世界大分裂を語る
【3】 「与党・政府・知識人の連合体によって嚮導される『穏健な社会主義』が近代文明の救済には不可欠」
伊藤貫 先ほど先生がポリティカル・コレクトネス、要するに「政治的に正しい」と、もっと露骨に言っちゃうとヒポクラシー・偽善なんですよ、偽善(見栄として善人ぶること)!
ポリティカル・コレクトネスって、要するに「偽善のこと」なのね。
ハーバードとかイェール大学卒業した奴が、くだらない奴ばっかりなんですね。もう、つまらん奴ばっかりなんですよ。
なんでかって言うと、やっぱり進学競争が激しくなって、それこそもう1点の差で「入るか入れないか」ですから。だから、もう中学・高校時代からもう子供達がものすごく打算的にね、動き回る訳ですよ。「社会を運営しているのは、だからメリトクラシーだと、能力主義だ」って言うんですけれども、これまたメリトクラシーって言うものが本当の価値判断にならないんですね。学校の成績で、要するに試験で良い点取っただけでしょ。
そういうものがメリットと言ったって、道徳的な判断力とか思考力とか全然関係ない訳で。要するに、学校の成績で良い点取る奴って、例えばね、だから山尾さんとか豊田さんとか、舛添君とかね、あの連中、東大法学部でしょ。みんな学校で成績は良い訳だけど、価値判断力なんかなんにもない訳で
しょ。
でね、ハーバードとかイェールもああいう連中ばっかりになって・・・・・