2019-04-11 いわんかな#22-1 【消費増税に関する財務省のウソを暴く】 政治 #行政 いわんかな#22-1【消費増税に関する財務省のウソを暴く】 高橋洋一・堤堯・馬渕睦夫・高山正之・日下公人・志方俊之・福島香織・塩見和子★ 林原チャンネル 時間:47分 収録日:2019年4月4日 2019/04/11 に公開 「消費増税」のウソには3つある ①「財政破綻」を理由に消費税増税の嘘 ②「消費税は社会保障にあてる」の嘘 ③「消費増税しても景気は悪くならない」の嘘。 さらには「日本の借金は一人頭860万円」のウソや、「年金は破綻する」のウソも発覚!なぜ財務省と経済系記者や経済学者は、これほどまでにウソを重ねるのか? 出演:(左から順に) 塩見和子(日本太鼓財団理事長・国際同時通訳の第一人者) 日下公人(評論家) 馬渕睦夫(元駐ウクライナ大使・元防衛大学校教授) 高橋洋一 (今回のゲスト プロフィールは上部に) 堤堯(ジャーナリスト・元文藝春秋編集長) 福島香織(ジャーナリスト・元産経新聞記者) 高山正之(ジャーナリスト・元産経新聞記者) 志方俊之(軍事アナリスト・元陸上自衛官陸将) <目次的な!> ・『「消費増税」は嘘ばかり』高橋洋一(PHP新書 / 2019年2月発売) ※Hanada5月号に堤堯氏の書評あり ・消費増税だけでなく、国家財政についてもよくわかる一冊 ・財務省のウソとは何のことか? ・「消費増税」のウソには3つある ①財政破綻を理由に消費増税 ②消費税は社会保障にあてる ③消費増税しても景気は悪くならない ・<IMF 財政モニター / IMF Fiscal Monitor> 国家財務の債務だけではなく資産も含めたレポート (バランスシートの分析)IMFは、日本は債務国では無くプラマイゼロの状態と発表(2018年10月のレポート) ・このIMFレポートは、新聞テレビ等で伝えられていない ・高橋洋一氏が作った「バランスシート」(貸借対照表) 資産・負債・資本が記されており企業の決算時に使用される 国家財政に導入したのは高橋洋一氏が初めて(1995年) ・最初は財務省の差し金によりお蔵入りになったが(日本の財政に問題がないことがバレてしまうため)、小泉内閣時(2004年)に公表された ・いまだかつて日本のバランスシートについては新聞記事にはなっていない(財務省のレクチャーがないから書けない) ・日本の財政破綻の確率は? →5年間以内→1%未満(1%未満の確率は人間には認知できない) ・財政破綻の議論で負けたことはない高橋氏 ・財政破綻を理由にした消費増税はウソ(8:28) ・「日本の借金は一人頭860万円」のウソ ・例えば、トヨタの借金は一人頭7000万円 ・日経新聞の借金は一人頭1億円 ・資産と負債の状況を見れば、日本はカナダに次いで2番目に良い ・「消費増税は社会保障に」のウソ(12:15) ・年金は破綻するのか?→まず破綻しない ・「年金の破綻」もウソ ・個人がもらう年金の損得は平均年齢とあわせて考える、平均年齢まで生きればトントン ・年金は単純な原理でできているのでまず破綻しない ・「景気動向指数」グラフから消費増税と景気の推移を見る ・「消費増税しても景気は悪くならない」のウソ(16:40) ・財務省はなぜそんな嘘をつくのか? ・消費増税で予算上の税収(歳入)は増えるが実際は増えない ・予算上増えればよい、各省へばらまくことができるため ・多くの予算をばらまくことが出来ると出世ができる ・経済を良くする<出世、それが財務省 ・お役所関連団体にある「埋蔵金」(へそくり)について(22:20) ・100はある独立行政法人等の機関に年間数兆円の国費がつぎ込まれている ・高橋氏は小泉内閣時、5年間で40兆円を「埋蔵金」からでひねり出した ・『財務省が隠す650兆円の国民資産』高橋洋一(講談社 / 2011年) ・財務省(大蔵省)幹部を出版界重鎮が囲むパーティに堤堯氏が突撃した時のエピソード ・財務事務次官の香川氏から直接聞いた話 ・『政治家も官僚も国民に伝えようとしない 増税の真実』(SB新書 / 2019年3月発売)でも香川氏について書いた(P40) ・香川俊介(1956年 - 2015年) 財務事務次官(第11代)消費増税を推進し2012年の3党合意・税と社会保障の一体改革を主導した 過去には竹下内閣の官房副長官だった小沢一郎の秘書官を務めた(食道がんで59歳で死去)※高橋洋一氏の財務省内での1つ先輩 ・何もわからない小沢一郎に知恵を与えたのが香川氏 ・消費税が社会保障目的税となるのは世界でも例がないこと ・復興税も論外、経済的見地から見て恥ずかしいもの ・五百籏頭 真(1943年 - ) 政治学者 兵庫県立大学理事長、神戸大学名誉教授、防衛大学校名誉教授、東日本大震災復興構想会議議長 など歴任 福田康夫政権時に外交・防衛分野でブレーンとして活躍 ・予算の配分権を持っている財務官僚が一番強い(32:15 馬渕) ・ウソさえも通す力(傲慢さ)が財務省にはある ・財務省の体質こそ戦後日本の象徴 ・財務省のブリーフがないと記事が書けない記者がほとんど→なぜそうなっているのか? ・記者は財務諸表を読めない、数字のことがまったくわからないから、人から聞かないと何も書けない ・文章は読めるが数表が読めない人は多い ・トマス・ピケティのぶ厚い本もほとんどが数表→読めない人多い ・記者(だいたい文系)は下手に間違ったことを書きたくないから、財務省のブリーフが必要となる構図 ・財政研究会 財務省内にある新聞やテレビ局の記者が常駐する記者クラブのこと。(略して財研)経済記者内でのステータスは高いようです ・研究しなくて聞いてるだけなので、財政傾聴会とすべき(37:15 高山) ・防衛省から財務省へ、予算交渉の実態話(志方) ・理科系(技術系・数字系)の思考法でやれば、橋を作ることも、戦闘機を買うことも、何でも計算できる。 ・安全保障のことも戦争の確率をいかに下げるかの問題、計算できる ・ベネフィットをすべて数字で言えば、財務省への予算要求も通る ・数字も無く(感情論等で政治家が)要求すると、官庁側の立場は強くなり財務省の言いなりになる ・軍事は合理性の塊、数字で言えるから好きな世界(高橋)