北半球の越境大気汚染

 よそのブログで越境大気汚染を持ち出したことがありますが、
どうもピンと来ない人もいるようです。
煙は、風上から風下へ流れる。その国際版が越境大気汚染だ。
というだけのことですね。
北半球の越境大気汚染の主な発生源は、ヨーロッパ・東アジア・北米です。その内、北米を除く発生源の迫力ある図があるので、次に紹介いたします。

 以下、図の出典:http://www.jamstec.go.jp/frcgc/jp/press/yohou/
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 どうやら、「ヨーロッパ発の汚染気塊は、高度1300m~2200mぐらいで日本付近に到達する」と、計算されたようですね。日本の山地の山腹(低山帯・ブナ林)から山頂(亜高山帯・針葉樹林~高山帯)に、影響が出そうです。雨滴に溶けて、平野に降って来る、ということもアリなんですが。

 日本の大気汚染は、日本自身が発生源であることもありますが、
越境大気汚染となると資料3によれば2つの経路がありそうですね。
ヨーロッパ→シベリア→日本
インド→中国(韓国)→日本
の経路です。
北米からの越境汚染は、資料3では描かれていません(どこかで、「北米産のオゾンが日本に来ている」と読んだ記憶があります)。

 資料3を、一枚の図にまとめたのが、次の図1.です。

イメージ 2
 次の資料4は、寒冷前線とともにその後ろから、一酸化炭素ガスが中国大陸から日本列島に流入してくる様子です。

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 出典が発表された2002年当時、ヨーロッパから東アジアへの汚染の影響はほとんど知られていなかったようです。日本としては、越境大気汚染の発生源をヨーロッパと中国に識別する必要にせまられた。

 そこで、東アジア規模の化学天気予報を開発した
               ↓
      http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html
といういきさつのようですね。

 以上、引用元の提灯記事でした。
 「絵本」をお楽しみ下さい‥‥
って、ノンキにかまえていられないんですが‥‥。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php