中国の有毒食品図鑑(1)総論編(肉・穀物・酒など)

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
大紀元日本1月31日】安全性が疑問視されている中国製食品による深刻な健康被害が昨年末から日本で発生していることがわかった。千葉と兵庫で中国製冷凍ギョーザを食べた10人が下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴え、そのうち5人が一時意識不明の重体となった。食べ残しからは、毒性の強い有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された。北京五輪を前に、中国の「食の安全」への懸念がさらに強まるとともに、最初の被害が1ヶ月前に発生しており、関係機関の対応の遅さや認識の甘さ、輸入食品の依存度の高さなど、日本政府としても対応が迫られるのは必至だ。

 中国製有毒製品の問題は昨年から頻発しているにもかかわらず、事態を悪化させたことに、関係機関の対応の遅さや、中国製食品への実態に対する、企業の認識の甘さなどがあったのは否めない。

 中国製食品などによる健康被害問題は昨年の2007年、世界各地で発生した。昨年2月、日本で幼児向けおもちゃから使用禁止の化学物質が検出されたのをはじめ、同年3月には、米国で中国製ペットフードを食べた犬や猫が相次ぎ死亡する事件が発生した。同年5月には、パナマで販売されていた中国製せき止め薬有毒物質が混入し、100人以上が死亡する中毒事件が発生したほか、同月、ドミニカ共和国などで中国製練り歯磨きから致死量のジエチレングリコールが検出された。
 同年6月、米国でエビやウナギ、ナマズなどの中国産養殖類から発ガン性のある使用禁止の抗菌剤が検出され、輸入停止となった。7月、群馬県で中国製冷凍かば焼きから抗菌剤が検出され、11月には、オーストラリアや米英などで中国製ビーズ玩具から化学物質が検出された。

 中国国内の関連事件・事故を含めると、膨大な件数にのぼると思われる。

 中国では、米、小麦粉、食用油、食塩、肉類、豚ラード、麺類、饅頭などの食品にはホルモン剤、着色料、防腐剤、ロンガリット、ホルムアルデヒド、赤色染料、塩酸クレンブテロール、漂白剤、増白剤、保存料、催熟剤、ホルマリン、工業塩、ホウ砂、尿素アンモニア水、さらにはDDVP(有機リン系殺虫剤)、劇物農薬1605と3911などのおびただしい添加物と農薬が使用され、国民の健康にとって大きな脅威となっており、また世界各地の中国料理を愛するグルメ達にたいしても警鐘が鳴らされている。

 農民が使用する危険な除草剤、農薬、化学薬剤は作物の成長を保証する。さらに汚染が深刻な河川から引き入れる灌漑用水の使用や、衛生知識の乏しさなどが原因により有毒食品の氾濫と被害が引き起こされ、有害でない食品を見つけようとしてもほとんど不可能な状態だ。

 情報提供としては、わずかに中国食品ネットと食品論壇が50数種類の中国製有毒食品を列挙しており、これらの食品による症状は軽いものは貧血や寄生虫、重症になると癌を発病し命にかかわるという。中国では毎年、食物の残留農薬と添加物により中毒を起こす人が十万人を超えており、飲食により直接病気にかかる人が3億人、さらに研究で40%の癌は飲食により発病したものということが明らかになった。

 ここでは、「大紀元時報―日本」の
「中国製食品による深刻な健康被害・驚愕の中国製有毒食品の実態(1)」
 http://jp.epochtimes.com/jp/2008/01/html/d64248.html
から、中国国内のネットで紹介された有毒食品の一部を紹介する。

目次  1 豚肉
    2 アヒルの血
    3 羊肉
    4 しん粉
    5 小麦粉
    6 米
    7 雑穀
    8 揚げパン
    9 キクラゲ
   10 白いキクラゲ
   11 酒

1.有毒豚肉
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成長周期および生育率を向上させるために、ホルモンおよび抗生物質などの注射は不法商人の常套手段だ。一方、病死した豚からの豚肉、腐敗した肉、大量の水を強制的に注いだ肉、寄生虫のある肉などについて、防ごうとしても防ぎきれないのだ。

 また、豚の飼料に塩酸クレンブテロールを添加したことは、さらに民衆を恐慌状態に陥れた。塩酸クレンブテロールは豚の赤身のたんぱく質合成および脂肪減少を促すことができ、豚肉の赤身の増加率を向上させることができるが、人体対して、目眩、吐気、手足の振るえ、心悸亢進をもたらし、特に高血圧、心臓病の人には、最悪の場合は心拍停止になり、死亡に至る場合もあるという。

 2.有毒アヒルの血

 動物の血液の中に、アヒルの血液がもっともソフトで、美味しいものだ。しかし、アヒルの血はすべての人に提供するのに数量が足らないことから、牛の血に洗剤と味の素を入れ似せて、レストランへ大量販売する。さらに、安価な豚の血、または他の動物の血液に工業用塩を加えて出来上がり。工業用塩は人体に対して、有害の亜硝酸塩を含んでいるため内臓、消化系統の慢性中毒をもたらし、しいては、急性食中毒をもたらすこともある。

 3.有毒羊肉
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羊は屠殺される前にアトロピンの注射を受けているため、肉質は明るく艶がよく見える上、羊は喉が渇くため、大量の水をのむから、重量が増し販売側にとって有利だという。

 4.有毒しん粉
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劣質のしん粉に工業用漂白剤として使用されるフォルムアルデヒドジ硫酸ナトリウムを添加して白くできるほか、防腐およびコシを増強することにもなる。人体に対して、アレルギー、食中毒を引き起こし、発ガンをもたらす。古くなった品質の悪い米自体は、すでにアスペルギルス・フラーブスの発ガン性物質を含有していることから、フォルムアルデヒドジ硫酸ナトリウムが入るとさらに毒性が増す。

 5.有毒小麦粉
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増量するためにタルクを添加して、白くする。タルクの主成分は、四酸化マグネシウムと珪酸マグネシウムなどだ。四酸化マグネシウムの性質は比較的に安定しているが、珪酸マグネシウムの性質は不安定であり、発がん性がある。

 6.有毒米
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長期にわたり貯蔵された古い米が含有する基準値以上のアスペルギルス・フラーブスは、280℃の高温でも生存できる。工業用油を用い、古い米を「加工」すると、新米のように透き通るようになる。人体に対する影響は、下痢、目眩を引き起こし、多く摂食した場合、がんをもたらす。

 7.有毒雑穀
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有毒米と同様なやり方で、古い粟とトウモロコシの粉を漂白する。

 8.有毒(油条)揚げパン
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揚げパン材料の中に洗濯用の洗剤を添加することで、揚げた時によりサクサク感が得られ、小麦粉の節約ができる上、揚げパンは美味しく見える。一方、使用する油は地下溝に溜まった生ごみの油を再製したものだ。このような油を多く摂した場合、大脳および神経細胞に対して悪影響を与え、痴呆症をもたらす。

 9.毒キクラゲ
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すでにカビが生じた腐敗、変質したキクラゲを墨汁などに漬けてから、砂糖、澱粉硫酸銅硫酸マグネシウム、にがり、尿素、明礬、アンモニア水などの有害物質を加え、乾燥させて完成する。場合によって、セメントを加え、虫よけのために農薬として使用されるリン化アルミニウムを添加する。毒性の強い発ガン物質が含まれている。

 10.有毒白いキクラゲ
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1日1回、硫黄を使用し、白いキクラゲを燻す

硫黄は白いキクラゲをさらに白くすることができる。硫黄には鉛或いは砒素という重金属が含まれており、人体の肝臓、腎臓に損傷をもたらす。

 11.有毒酒
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単純に工業用アルコールと水を混ぜた有毒酒は、メタノール含量は数倍高い場合が多い。中毒者は、意識不明になり、大脳の組織は程度違いの損傷を受け、視神経も損傷を受ける。死亡に至ることもある。中国大陸では、この種のものは蒸留酒の「白酒」として販売され、製造は簡単で儲かるという。

 
(翻訳/編集・余靜、月川) (08/01/31 10:30)