中国・日中友好環境保全センターへ黄砂観測の協力体制で質問

こうもりさんのコメントで「中国・日中友好環境保全センター」というものを思い出した。
   http://www.eic.or.jp/library/pickup/pu050217.html
そこに、「ご意見・ご感想」の投稿口があったので、
「中国が黄砂データを提供しないこと」について、問い合わせてみた。

 PCが不調でいらいらしながら、あまり推敲せずに出しました。
 下の文章がそれです。
 返事がくるかどうかは分かりませんが、来たら公開したいと思います。
中国・日中友好環境保全センター 首席顧問 小柳秀明(JICA専門家)様

 日本の環境省がHPの「黄砂飛来情報ページ」の試験運用を始める直前の昨年4月、中国側から突然、データ提供をストップすることを通告された。中国側の説明によれば、「気象局13号令」を施行したことが理由で、この状況は現在も変わりがない。
 以下に、これまでの日中両国の黄砂観測についての協力のいきさつを概観すると、
中国当局に対して強い不信感を抱かざるを得ない。

        概観 
 2006年12月20日
 外務省、中国の「酸性雨及び黄砂モニタリング・ネットワーク整備計画」に対して、無償資金協力を発表。 
 2007年1月13日
 中国政府、「気象探測・資料管理規定」を1月から施行。「中国国内の気象観測データは国家機密に属し、その公表には中国政府の許可を要する」というもの。
 2007年4月
 中国政府は、「酸性雨及び黄砂モニタリング・ネットワーク整備計画」での合意に反し、環境省の「黄砂飛来情報ページ」試験運用の直前になって、日本に「黄砂データの提供をしない」と通告してきた。
 中国は、日本の政府開発援助(ODA)の無償資金協力で、新たに7か所に観測機器を設置して黄砂の観測網を充実させる予定だったが、これも2007年5月に中止し、日本が準備した2億5000万円の無償資金協力(2006年度)もキャンセルとなった(読売 08/2/16)。
 2008年2月16日
読売新聞(08/2/16)は、今月下旬から始まる環境省の「黄砂飛来情報ページ」の本格運用で、「中国のデータがないままの黄砂予報になるので、予報精度が落ちる」と報道した。
        質問
(1)中国が黄砂データを提供しない理由としてあげる「気象局13号令」の内容について、ご説明いただきたい。
(2)このような事態について、「中国・日中友好環境保全センター」としては望ましくないとお考えと思うが、貴機関としてはなにができるか、お話いただきたい。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php