歴史はくり返す

青木直人BLOG」よりの引用です。

阿Qたちの吶喊
2012年9月16日 16:09
 
●魯迅が阿Qと呼んだ民衆が中国各地で暴徒化しています。当局のお墨付きを得た「愛国的行動」に阿Qたちは勢いづくばかりです。
阿Qとは何も考えず、ことの成り行きのままに行動し、当局の恫喝には怯えつつ、それでいて、いかなる総括も反省もしない人々のことなのです。
本物の愛国者魯迅が告発してやまなかった阿Qは今も健在です。

●日本大使館のHPでは「邦人は大使館に近寄らないように」との警告が行われていますが、ここはやはり丹羽宇一郎前中国大使の出番ではないのでしょうか。
彼は大使就任前、雑誌「VOICE」誌上で、「日本と中国が喧嘩になったら、私が体を張って辞めさせる」と胸を張った人物でもあります。丹羽さん、ぜひやってください。この暴徒を止めることが出来るのは「日本最強商社」を誇る伊藤忠商事の元最高首脳であったあなた以外に適任者はいません。仮にそれが言葉だけで、実際にはできないとなれば、丹羽さん、あなたの中国観が間違っていたことにはなりませんか。

●彼ばかりではありません。ユニクロの社長、トヨタの元会長の奥田碩さん。あなたがたはなぜいまも沈黙の中にいるのか。

対中ODAを減らすな、首相の靖国参拝は許さない。
好き放題なことを口にしてきたあなた方はこの事態について何らかの発言をする責任があるのだ。ひたすらに、一方的に中国に譲歩した結果がこれではないのか。
そればかりか、弱腰は何も生み出さず、ブーメランのように自社ビジネスにはね返ってきたことに気付くべきである。襲撃されたのはあなた方の工場だったのだから。

幻想を捨てよ!
不条理な暴力に対して在留邦人を守れるのは、畢竟彼らの所属する国家であって、個別の企業努力ではないのである。

●日本政府がなすべき決断。それはこのままなら一切の中国援助を中止するという国家の意思を表明すること以外にありません。

今この瞬間も続いている日本の中国向け援助。あなたは信じられますか?
ODA,アジア開発銀行世界銀行、国連開発機構、日本から直接間接に実行されているすべての支援を行なわないというメッセージ。

外資撤退と輸出市場の縮小に苦しむ中国政府は直ちにデモ隊に対する鎮圧を始めるでしょう。嘘ではありません。まあ、やってみてください。効きます。

でも政治家は全く言わないんですね。民主党自民党もともに党首選挙で語られるテーマになってはいないのです。
世界一中国を援助している日本が援助カードを切れず、中国が日本に経済カードを切ってきたこの笑うべき現実。

敵を知らない限り百戦して百敗は必然です。

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中国民衆の明日の姿か? 2012年9月15日
これが写真の出典
なかなか興味深い画像が多い。

行きつけの飲み屋には中国人の雇われママがいる。
昨晩私が店のドアを開けるなり聞かれた。
「中国に粉ミルクを送りたい。どうすればいい?」
「えっ? 何で?」と私。
「友達の女の子が子供を産んだ。手指が8本だった。かわいそう」
 と泣いている。
 中国産の食品が危ないことは周知の事実だったが、こんな形になって友人の身に降りかかってきたことに彼女は同情しているのだ。友人は、これから必要になるミルクだけでも安全なものを与えたいと思っていた――。

 つい先日まで中国の都市部にあるスーパーではどこでも、安全な日本製の粉ミルクはどこでも売られていた。ところが昨今の反日気運で店頭から撤去されて買えなくなってしまったらしい。
いま売られているのは、中国製ばかりだ。
 メラミンを入れてカサ増しした中国産粉ミルクで少なくとも数万人に健康被害を及ぼした事件によって、国内産食品は危険だという認識は誰もが持っている。しかもいまだに粉ミルクからメラミンなど有害物質が見つかっていることも知っている。
まともな母親はみな中国産粉ミルクを避け、日本製を買っていた。

 そこへ来て日本製品撤去である。母親は困った。
日本にいる友達に助けを求めた訳である。

「段ボールで至急送るには1万円くらいかかるな。闇で買った方が安いかもしれない」
 と私は雇われママに答えた。         エノケン 2012/9/15

私のコメント
 特にありません。強いて言えば、元の文章を一部編集して、行分けしたところですかね。



(2013/7/20)の補遺