しぶとい左翼
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成28年(2016)3月15日(火曜日)弐 通算第4850号より
(読者の声2)「国連女子差別撤廃委員会」 最終見解案に、皇室典範の改正を求める勧告が盛り込まれていた事件がありました。 あまりにひどい『見解案』、反日勢力が絡んでいるのは明らかでしたが、まさか委員長が林陽子という反日日本人弁護士だったとは。 また彼女を国連委員に任命したのは外務省とのこと。 ユネスコの世界遺産問題につづく今回の失態、日本の国益をそこなう「害務省」の大掃除と国連分担金の見直しが必要ですね。 (PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)皇室典範はそもそも国会ごときで決める問題ではありません。 小泉政権も歴史的に無知でした。
(読者の声3)「反日日本人」について、なぜ左翼勢力はこれほどしぶといのか。 戦前の本を読むとGHQによる洗脳以前に大正時代から続く問題なのだとわかります。 昭和13年(1938年)の「アジアを撹乱する猶太人」という本には、国家なきユダヤ人の大陰謀として、3S主義が出てきます。 『性方面では、恋愛の自由、貞操観念の堕落、道徳の破壊を示唆し、運動競技方面では真の国民的スポーツ精神を没却せしめ、単に華麗にして骨抜き遊戯に走らしめ、映画では、セックス方面のユダヤ調を高揚すると共に、ある民族の繁栄を阻止する産児制限、優秀民族の退廃を目指して、たくみに国家への忠誠と、民族の発展を忘れしめるのである』。 短編小説仕立てで、香港の軍備の強化や啓徳飛行場の空軍機の飛行訓練、サッスーンを初めとするユダヤの財閥に英米仏の武器商人などが登場します。戦前の中国大陸は長江沿いに英国勢力圏、広東のフランス勢力圏などありました。小説では雲南を手に入れようとするユダヤ財閥がでてきます。 彼らは、雲南は「アジアの翡翠の城」或は「水晶の山」とも呼んだ、とあるように雲南は鉱物資源豊か。ハノイルートのフランス、ビルマルートの英国、仏英は親日的だった雲南で民族対立を煽り、 満洲事変を期に一気に抗日を扇動、日本人を追い出した。 その後、日本の商品はフランス商品と替えられ、ユダヤ人たちは英仏の軍隊に守られて、思うままに宝庫を切り開いているのである、といったところなど帝国主義時代の英仏にとって日本がどれほど目障りだったかわかります。 ユダヤ人というのは、アリジゴクを思わせます。 アリが罠にはまると、どんどん砂を投げつけ、脱出を妨害する。アリの体液をすって、他の部分は捨ててしまう。 ユダヤ・キリスト教は嫉む神と破壊・殺戮の歴史ですが、 ユダヤ人にとって当たり前の行動が他民族には違和感がありすぎて陰謀に見えるのかもしれません。 (PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)ご指摘になった「3S政策」はGHQの隠れた戦略で、セックス、スポーツ、スクリーンで日本人をバカにせよという意図がありありでしたが、その昭和十三年の書籍の著者はどなたですか? 後節、雲南ですが、ミャンマー国境に近い「和順村」へ行ったことがあります。完全に宝石の街で、かれらが南のルートからミャンマーへはいった。ですからミャンマー第二の都市マンダレは完全に華僑の街でした。 それも街の真ん中に「雲南華僑会館」が聳えていることが象徴するように、経済の実験を握っています。追加
読者の声1)貴誌前号、拙投書に対しての質問ですが、「アジアを攪乱する猶太人」の著者は井東憲。本名とは思えませんし、どのような人物かはわかりません。
近代デジタルライブラリーで全文が読めます。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2389292
(PB生、千葉)
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http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2389292
(PB生、千葉)
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伊東憲の文献
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/22750.html