トランプ現象とアメリカのデタラメ外交  堤 堯・加瀬英明・藤井厳喜

【2016年4月25日(月)16:0017:00
第11回テーマ・・・「トランプ現象とアメリカのデタラメ外交」

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堤堯=ジャーナリスト・元文藝春秋編集長     加瀬英明=外交評論家

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ゲスト:藤井厳喜国際政治学者)






  0:55  トランプ現象について
 29:15   『日米戦争を起こしたのは誰か』について
     この本には、『ウェデマイヤー回顧録』の抜粋がある。
     この本は、日本国民必読の本である(加瀬)。
     「ルーズベルト神話」を信じているうちは、アメリカ人も「アメリカの正史」を回
     復できないのだ(藤井)。ルーズベルトに批判的なフーバーの立場を、現代
     アメリカ人は歴史修正主義と非難するが、これは共産主義用語である矛盾
     に気づいていない(加瀬)。新しい史料が出てくるたびに、歴史はどんどん
     修正すべきなのは理の当然だ。歴史修正主義でどこが悪いのだ(藤井)?
  40:40 戦後のアメリカ外交の失敗について
     パナマのノリエガ政権、イランのパーレビ政権、ベトナム戦争アラブの春
     (カダフィ政権、フセイン政権、ムバラク政権)、ウクライナ問題。
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  58:30 おわり

1:02:13 質問への回答
1:02:30 ウオールストリートと米・大統領選との関係
1:06:54 米の連邦準備制度について
1:14:34 日本の対中ODAについて
     田中角栄は「歴史と外交」についてまったく無知だった(加瀬)。
     日中国交回復は、「中国が日本を必要としていた」が、日本は中国を必要と  
     していなかった。だから、台湾を切る必要はなかった(加瀬)。毛沢東文革
     で行き詰まり、ソ連との関係も悪く、窮地に陥っていた。その打開策として、
     アメリカに何度も「来てくれ」と手紙を出していた・・・・と言う事実が出てきた
     (藤井)。
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     日中国交回復の時、日本は中国に対して、やる必要のない妥協をしてい
     る。つまり、要らぬ迎合をして、中共に付け入るスキを与えたのだ。
     石原慎太郎田中角栄を「天才」と言っているが、俺に言わせりゃ田中は
     「天災」だよ(堤)。
     私のコメント
     田中角栄は、戦後の東京裁判史観(日本悪玉論)にやられていたのだ!
     これが中国政府をつけあがらせたのである。日本悪玉論(自虐史観)は、
     中共八路軍日本兵捕虜教育工作を、米軍が参考に取り入れたものであ
     る。そのねらいは、日本人の背骨を折り、日本を隷属させるためだ。コレハ  
     イケルと踏んで作ったのが中国共産党「日本解放第Ⅱ期工作要項」だろう。
     あの憎々しげな江沢民李鵬から、近くは王毅外相に至るまで、
     「南京を忘れるべきではない」とエラそうに説教タレているではないか。
     田中は日本の敵・中国を肥え太らせることに荷担したのだ。「共産中国=
     善」、「戦前日本=悪」の図式で、自虐史観のお膳立てをした日本の左翼
     (マコミと戦後知識人)の罪は重い。
      その結果が、「尖閣南シナ海」と「チベット東トルキスタン弾圧」、それに   
     「公害大国・有毒食品に越境大気汚染」である。
           中国共産党政権は、日本だけでなく世界の敵なのだ。
     詳しくは、以下の余談を。
1:19:00 余談 トランプ歓迎論
1:20:12 アメリカのドルは、いつまで基軸通貨でいられるか?
1:23:50 おわり