アメリカのデタラメ外交 Part 2
加瀬英明×堤 堯の新シリーズ「つつみかくさず」~我々が本気で話す日本の裏舞台~
第12回テーマ・・・「アメリカのデタラメ外交」 Part2
戦後日本をたどる秘話を語りつくすふたり。
4:20 はじまり
原爆を落としたのは「国連」の空軍である(加瀬)。
「国連至上主義」とは、つまり「戦勝国至上主義」のことだ(堤)。
7:35 「国連が世界に広めた『慰安婦=性奴隷』の嘘」
「国連」=連合国が生まれたのは、沖縄戦の頃で、加盟資格は次の二点
だった。
1:平和を愛好する国であること。
2:日本と戦争している国であること(加瀬)。
私のコメント
日本国憲法の前文「平和を愛する諸国民(日本の敵国)の公正と信義に
信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」は、
これを引用しているのだ。
「日本国憲法の世界」では、日本の敵国は「平和を愛する善なる国」で、
「日本は侵略を冒した悪の国」なのである。
「日本国憲法」が成立した時点で、すでに自虐なのだ!
瀬)。
分からない(藤井)。
第二次世界大戦の原因と経過
いる。これがソ連を強大にした(堤)。
た。米ソ冷戦を見ていると想像できないが、当時のアメリカの失業率は高く、
退役軍人のデモも起きていた(藤井)。
な力を持たせてしまった(藤井)。
アジア唯一の安定政権は日本であり、それに戦争をしかけたのがルーズベ
ルトだ(加瀬)。
これが、戦争を長引かせた(藤井)。
陸が赤化した原因だ。これは、アメリカのミスである(藤井)。
アメリカの事情は、戦死者数を減らさないと政権が保たないということもあっ
た(堤)。
19:54 アメリカの戦争の終わらせ方は、次の点で従来のやり方と違った。
1)敗戦国のシステムを変える。
2)戦争裁判をやる(堤)。
ノルマンディ上陸作戦は1年早くできたから、もっと早く戦争を終わらせる事
独ソ不可侵条約(1939年)
多いが、彼はバカである(加瀬)。
ドイツ、ソ連へ侵攻開始(1941年6月)
スターリンは1937-1938年の大粛清以来、武力による全ヨーロッパ共産化の準備を進めていた。
パトリック・ブキャナン(2013)「不必要だった二つの大戦」書評より
第一次大戦の「ベルサイユ講和条約」が第二次大戦の悲劇を産み落としたものであるとすれば、なぜ、間違ったのか?
「ミュンヘン会談」でチェンバレンがとった「宥和政策」が、本当に大戦の引き金を引いたのか?
イギリスとの全面戦争を望んではいなかったと思われるヒトラーを、追い詰めたのはチャーチルではなかったのか?
チャーチルは勝つために、本来「ヨーロッパの危機の根源」と見なしていたスターリンと組み、戦後、中央ヨーロッパを失った。そして、アメリカの援助によって勝利したために、戦後、「ポンド体制」も「国際政治支配システム」も、ことごとくアメリカの手に移ることを認めざるを得なかった。
「ミュンヘン会談」でチェンバレンがとった「宥和政策」が、本当に大戦の引き金を引いたのか?
イギリスとの全面戦争を望んではいなかったと思われるヒトラーを、追い詰めたのはチャーチルではなかったのか?
チャーチルは勝つために、本来「ヨーロッパの危機の根源」と見なしていたスターリンと組み、戦後、中央ヨーロッパを失った。そして、アメリカの援助によって勝利したために、戦後、「ポンド体制」も「国際政治支配システム」も、ことごとくアメリカの手に移ることを認めざるを得なかった。
のである。
その結果、東欧はスターリンへ
30:28 国際条約はアテにならない。「事前の論理」と「事後の論理」というモノがあ
かったからだ(藤井・加瀬)。
31:41 もし、ソ連の南下を防げていたら、共産中国は生まれなかった。
だから、朝鮮戦争もなかった。
「ネコの手と『クリ』」(共産圏の膨張を警戒するアメリカのマンガ)
ベトナム戦争も防げただろう。
こういう戦争は、第二次世界大戦の戦後処理の間違いから起きたものだ。
これは、アメリカの自業自得だ。
アメリカはこういう国だから、日本も気をつけてお付き合いしなければなら
ない(藤井)。
39:08 戦後のアメリカ外交の一番のミスは、共産中国をあそこまで大きくしたこと
栄は「日中国交正常化」を中国の言いなりで結んだ。この背景には、朝日
新聞など左翼が「親中世論」を盛り上げたことがある。これは、日本の国益
にとって大失敗だった(加瀬)。
ピンチにあった中国共産党は、カーター政権や田中政権をうまく乗せて危
機を乗り切り、強大化した。
共産中国を強大化させたのは、日本にも責任がある(加瀬)。
天安門事件の時に、日米は中国を切るべきだったのだ(藤井)。
私のコメント
私のコメント
歴史的経緯においても、日本は発言権があるのだ。
アメリカが中国と国交回復したのは、
(1)対ソ連戦略
(2)ベトナム戦争を中国に仲介してもらうため
だった(加瀬)。
50:19 オバマが広島に来ることについて。
26年前、第509航空混成団(原爆を落とした部隊)の、最後の戦友会に招か
れて演説した(加瀬)。原爆部隊の責任者・ティベット准将も出席した。
1:05:09 ノーベル平和賞の実態
ジョン・マッケロイとメシを食った(加瀬)。
加瀬「もし、日本が原爆を持っていて、アメリカに反撃できる能力があった
ら、原爆を落としていたか?」
マッケロイ「もちろん、日本が原爆を持っていなかったから落としたのだ」
1:09:51 核抑止力とは、どういうものか?
1:12:44 おわり
1:16:57 質疑応答
1:25:10 伊勢志摩サミットの歴史的意義については?
1:25:26 日本の国連加盟についての是非(視聴者アンケート)
加盟したままでよい 6.7%
脱退した方がよい 16.2%
新しい国連を作れ 77.1%
1:29:19 山本五十六の評価については?
1:35:21 おわり