【馬渕睦夫】稲田防衛大臣辞任騒動の陥穽

馬渕睦夫『和の国の明日を造る』  第58
放送【2017年8月2日(水)20:00〜21:00】

  4:16 オープニングトーク   
【第一部】
  4:50 気になるニュース
  5:12 阿川尚之アメリカ『国家』は柔ではない」(産経新聞)
     阿川氏は、米国憲法に基づいたアメリカ国家の仕組みから
    トランプを批判している。
     しかし、アメリカは100年前から米国憲法が規定しているアメリカで
    はなくなっているのだ。米国憲法では「通貨の発給権は議会にある」
    ことになっている。それを、「FRBという民間人」が盗ってしまった。
    これが1913年に成立したFRB中央銀行)なのだ。
    これで、アメリカの国体は変わってしまった。
     これについて、アメリカでは憲法上の問題点を議論していない。ア
    メリカの政治家もメディアも、これを指摘していない。アメリカでも、
    憲法違反が堂々と行われているのだ。
           表面的な分析では、現代のアメリカを理解することはできない。 
 10:30 テーマ:「稲田大臣辞任騒動の陥穽」
 11:00 曽野綾子「人を見る目も『防衛力』」(産経新聞)
     稲田防衛大臣東京裁判史観を採らない。しかし、日本政府や
    防衛省自衛隊東京裁判史観にドップリ漬かっている。
    入力者補遺:東京裁判史観とは「日本悪玉論」のこと。
    東京裁判史観の発信駆動源は、日本国憲法の前文と九条である。
    そこに、稲田大臣と防衛省事務方や自衛隊幹部との発想の齟齬が
    あった。東京裁判史観に囚われた防衛省自衛隊が、稲田大臣の
    発想を理解できないのは当然だ。
 23:28 森本 敏「『日報問題』を意識欠如の戒めに」(産経新聞)
     安倍総理東京裁判史観から脱却しようとしても、足許から脚を
    すくわれる。
     これは田母神事件以来、はっきりしている。田母神論文は東京裁
    判史観に疑問を呈したが、防衛省自衛隊の幹部はこれに批判的
    だった。そうではない、愛国的な自衛隊中堅幹部がいたが、そういう
    人は将軍職にはなれなかった。自衛隊防衛省を牛耳っているの
    は、左翼的発想の東京裁判史観を信奉する勢力なのだ。
     今回は防衛省官僚や自衛隊幹部による、内部からの大臣に対す
    るクーデターだろう。それで得をする中国による自衛隊への浸透を
    考慮すべきだ。
     防衛省東京裁判史観に支配されている。反省すべきは、稲田
    大臣ではなく、防衛省である。
     今回の「日報問題」は、憲法改正をつぶす話なのだ。安倍総理
    は、防衛庁防衛省に格上げした。憲法自衛隊を認知しようとす
    る安倍総理の足を引っ張ったのは、自衛隊防衛省なのだ。
    これが最大の問題である。

     今回、メディアのおかげで九条三項を加憲することがやりにくく
    なった。「日本の守り」をそこねて来たのは、日本のメディアである。
    1)日本のメディアは、本来報道すべき事実を、
    「報道しない自由」と称して国民の眼から隠蔽してきた。
    2)日本のメディアは、その中に「敵性外国人」がいるのを、
    国民の眼から隠蔽してきた。
    隠蔽体質のメディアを、国民が監視しなければならない。
  38:02 おわり 

【第二部】質疑の時間
 40:19 はじまり
 41:15 部下の責任は上司にあるものの、稲田さんは辞任の必要があっ
     たのか?
 44:40 稲田大臣は、防衛大臣に向いていなかったのか?
     防衛省に補佐する能力がなかった。「能力」とは、世界観・歴史観
     のことである。東京裁判史観ではダメなのだ。日本政府も自民党
     の多くも東京裁判史観で、戦後民主主義敗戦利得者の岩盤規制
     にアナを空けるのは並大抵ではない。
 46:30 曽野綾子さんも、印象操作をしているのか?
 47:15 東京裁判史観に汚染されているのは、国民の大多数なのか?
      その通り。学校教育から始まっているのだ。東京裁判史観から
     脱却しなければ、今後の世界で日本はやって行けない。
 48:40 北朝鮮ICBMが発射されたのを機会に、アメリカが事を起こすの
     は濃厚になったのか?   
      そう思う。その日は近いだろう。ネオコン北朝鮮を育ててきた。
     だから、ネオコンはトランプの足を引っ張っている。
     米軍が北朝鮮との戦争準備を始めたのは、2016年10月だった。
     この秋口には、準備が整うだろう(青山繁晴 一番下の動画
     50:50~52:30)。
      国務省が(2017年8月)二日、北朝鮮滞在中の米国民渡航
     に対し、八月中に出国するよう呼び掛け、九月一日から渡航禁止
     措置をとると発表しました。 
      今回の発表は、もはや対朝攻撃という方針をはっきりと示したも 
     ので、この渡航禁止措置は、国務長官が延長か破棄をしなければ
     最低一年間は有効であることが確認されているのも、極めて大き
     いと申せます。つまり、本年九月一日から数えて一年以内に体制
     を整えて叩く可能性があるということです(遠藤健太郎オフィシャル
     ブログ )。
               ロイター発   http://jp.reuters.com/article/northkorea-usa-travel-idJPKBN1AI2WS
 50:55 大手メディアのオーナーはユダヤ系が多いが、彼らはどのような
     命令指揮系統を日本に築いてメディア・政治家・役人・学者・プロ
     市民を組織化し、連携させているのか?
      日本やアメリカの戦後の歴史を見れば、ユダヤ系が操作してい
     ると考えざるを得ない。テレビ・ラジオを最初に始めたのは、ユダ
     ヤ系移民だった。彼らがどのような世界観を持っているのかが問
     題だ。それはネオコン的な立場で、世界をグローバル化しようとい
     う考えだ。
 53:37 左翼はなぜ品がないのか?
     顔つきや言葉遣いがひどいのが多い。
      他人を非難することばかりやっているからだ。左翼やメディアは
     内容ある批判をできなくなっているので、言葉が過激化するしか
     やりようがなくなっている。
 56:43 ロシアによるクリミア併合に、正当性があると思うか?
      正当性はあると言えるが、日本もアメリカもメディアは一切
     報じない。      
1:00:40 おわり



56:58~ 米軍が手を付けられない北朝鮮の脅威が、日本国内にある。
      それは、半島有事の際の北朝鮮工作員による破壊工作だ。
      在日米軍基地や原発への攻撃などが考えられる。

私のコメント
 今の日本社会は、必要以上に電化されている。私が工作員なら、「首都圏の停電」をねらうだろう。首都圏が停電すれば、日本の首都機能の大半を奪うことができる。そのためには、やりにくい原発やその他の発電所をねらう必要はない。

   そういえば、電磁パルス攻撃というものがあった。