【馬渕睦夫】 アメリカの力を見せつけたトランプ大統領のアジア歴訪
私のコメント
トランプがベトナムのAPECで演説したアジア政策「自由で開かれたインド・太平洋戦略」とは、東アジアからインドまでの地域に、民主主義の主権国家を主体に、自由で開かれた価値観の秩序を築くという政策である。
インドを入れたのが、ミソだった。
これこそ、
安倍総理が提唱してきた「アジアのセキュリティ・ダイアモンド構想」に、トランプが乗ったことを意味している。
日本の外交史で、
世界に影響を与えた日英同盟以来の大きな出来事になるだろう。
中国に対する、日本外交の明らかな勝利なのだ。
日本の地上波は、この件をあまり報道していないようだ。ドウテルテ大統領が安倍総理に対して敬意をはらう姿が目立つからなのか・・?
ドゥテルテは、南支那海問題について「時が来れば、日本の側に立つ」と述べた。先月末の国賓としての来日で、日本は沿岸警備と農業の援助を約束し、ドゥテルテの念願だった天皇陛下への謁見を果たした。安倍は、悪化したフィリピンの対米関係の改善に尽力し、ドゥテルテは無事トランプとの会見を済ませた。
ドゥテルテが、安倍に感謝し、敬意を抱くのは、ドゥテルテが中国の圧迫に苦慮するまともな大統領であれば当然のことなのだ。
これぞまさに、「有色人種差別の尾てい骨」を隠し持つ欧米とそれに倣う中韓とは
一線を画した、我が日本外交の真骨頂であろう。
フィリピンには、大東亜戦争の栄光を覚えている人がいる。
中国は、自らの出自が山賊国家であることに目を向けるがいい。山賊は、飴と鞭の恫喝外交しかできない。