2007-01-01から1年間の記事一覧

戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法(2)

(2)成立過程において議員達の自由意志はなかった 「日本国憲法」は、GHQ(連合軍総司令部)がつくった「憲法」である。 このようなことを言うと、「保守派」の人々からは、何を当たり前のことを言 っているのか、という声が聞こえてきそうである。だが…

戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法(1)

表題の論文は、「正論」2003年1月号に掲載された。論文の構成は、次のよ うになっている。 戦後日本の「拘束具」としての日本国憲法 副題―平和主義、国民主権主義、基本的人権尊重主義のすべてが大きな害毒 を持っている。今こそ決別すべきだ!― 大月短期大…

東京裁判史観の源流:世界史(白人中心史観)

東京裁判史観の総括は、日本史・世界史の大問題だと思います。ここでは、 「東京裁判史観と『世界史』との関係の見取り図」を手抜きで書き留めておき ます。 東京裁判史観とは、手短に言えば次の主張です。 日本は悪い国だ!日本人は、それを認めて生きて行…

【転載】『大軍拡』中国の微笑外交に『操られる人たち』

(上から中国の新型イージス艦・新型通常型潜水艦・新型フリゲート艦) 【07035】 現在、アジアの安定は米軍の存在が担保している。だが、中国の軍事力の強大化が米軍の動きを鈍らせ、封じ込める時代がやがてやってくる。アジアの安全保障の枠組みが大…

日本は中国に「酸性雨・黄砂の観測機材を8億円弱出して買ってやる」ですと…

去年の12月20日に、表題のようなニュースがありました。 http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/jij/061220/061220_mbiz028.html う~む…、「データの共有」なんて、そんなに目論見通りに行くのかな…? そこで、この半年ばかりのこの件の周辺を探ってみま…

ゴア氏自身に「不都合な真実」?

産経新聞、2007年3月3日、7面からの引用。 ゴア氏自身に「不都合な真実」? 自宅電力消費量 平均世帯の20倍 地球温暖化防止への取り組みを訴えるドキュメンタリー映画「不都合な真 実」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したアル・ゴア前副大…

中国は気象も国家機密?

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 前記事で話題にしましたが、 「日本の酸性雨の原因物質の半分は中国が発生源だ、という事実は1995年に分かっている」 ということでした。 酸性雨については、次のHPを順にめくると、分かり…

中国から襲来する大気汚染物質(黄砂と硫酸エアロゾルに注目して)

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 山形県と宮城県にまたがる蔵王山の樹氷は、冬の観光景観として有名だ。ところが、この清潔な美しささえ感じさせる樹氷から、中国由来の大気汚染物質が検出されている。 中国の大気汚染を敏感にキ…

狙われる日本刀の技術・玉鋼(たまはがね)

記:こうもり わが国は古来から、鉄を生活の様々な道具として扱ってきました。 畑の道具・調理の道具(鉄分補給にもなります)・武器・・・ そして、世界に誇る鉄の精錬技術、 それはたたら精錬技術です。 機械精錬では不可能なほど高い純度を持つこの特殊な…

「南京大虐殺」は、中国共産党の延命装置だった

改革開放経済を採った中国共産党は、「共産主義の表看板」を下ろして政権維持の正統性を失った。代わりに持ち出したのが、「侵略国家・日本から中国を守った英雄」という漢民族主義・愛国主義路線である。その目玉が「南京大虐殺」だ。 これが日本で再び注目…

深尾書簡(5)追伸

副啓(追伸) 一 せんだって[のご返事で]仰せ下され候には、『深尾殿屋敷と申し候所、今にこれ在り候』由 (村民は浅小井小源太清長の屋敷跡を「深尾殿屋敷」と呼び、屋敷跡ははっきり残っていたが、安永年間(1772-1781年)の地震で裏山が幅百間(約180m)崩…

深尾書簡・本文(4)

深尾村の位置(1) 現在の三重県北端にある。 深尾村の位置(2) 深尾村の位置(3) 昭和47(1973)年、中里ダムが着工され、昭和59(1984)年、暫定通水が開始された。深尾村は中里ダム(鈴養湖)に沈んだ。 この地図は、「【九里】を探して三千里」さんからお借りしま…

深尾書簡・本文(3)

手紙冒頭の「御意」とは、「手紙の差出人である近江在住の深尾治右衛門の『自宅に来訪して欲しい』との要請に対する、受取人・深尾村庄屋達の承諾」を表します。治右衛門はこの春に庄屋達に対して「来訪を要請する第一回目の照会状」を出し、庄屋達は7月8…

深尾書簡(2)

さて、深尾書簡のコピーを知り合いに頼んで取り寄せたのですが、これが読めない…。なにやら達筆らしい…くずし字が判読できない。毎日眺めていても、読めない。欲求不満はたまる一方で、投げ出す。また、眺める。子供の頃、習字をかじったことがあって(これ…

全国の「深尾さん」いらっしゃい!――深尾書簡(1)

昨年の年末、全国の高校で地理歴史科の必修科目・世界史が未履修のままの生徒がいることが発覚した。今回の発覚は学習指導要領への単なる違反事件と見る時、大した事ではない。むしろ問題は、高校教育を大学受験の予備校としか見ない世間の風潮にある。16歳…